河出書房新社
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水上 勉 (ミズカミ ツトム)
1919年福井県生まれ。1959年「霧と影」で文壇デビュー。『雁の寺』で直木賞、『宇野浩二伝』で菊池寛賞、『一休』で谷崎賞、『寺泊』で川端賞、『良寛』で毎日芸術賞を受賞。その他の著書に『泥の花』金閣炎上』『古河力作の生涯』『虚竹の笛』『飢餓海峡』など。2004年9月没。
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日本文学
筑波根物語
水上 勉 著
没後2年を経て発見された未刊行の小説。雑誌発表から40年、死の直前まで手直しを重ねた著者全盛期の傑作。地方性、不具、貧困、母恋い、文芸、性への渇望……水上文学のすべてのテーマを凝縮。
定価1,430円(本体1,300円)
×品切・重版未定
文庫・新書
泥の花 「今、ここ」を生きる
晩年の著者が、老いと病いに苦しみながら、困難な「今」を生きるすべての人々に贈る渾身の人生論。挫折も絶望も病いも老いも、新たな生の活路に踏み出すための入り口だと説く、自立の思想の精髄。
定価638円(本体580円)
飢餓海峡 上
晩年の著者が失明の危機にさらされながら、拡大鏡とパソコンを使って全面改訂した著者の代表作。敗戦直後の混乱と飢餓の中で、天災と殺人事件をつなげた雄大な人間ドラマ。
定価1,760円(本体1,600円)
飢餓海峡 下
水上勉自選仏教文学全集
流離の仏教者たち
沢庵/破鞋――雪門玄松の生涯/鈴木正三/白隠
定価3,850円(本体3,500円)
禅と人生
土を喰ふ日々――わが精進十二ヶ月/一日暮らし/精進百撰/才市
良寛のすべて
良寛/良寛を歩く/簑笠の人
一休のすべて
一休/一休文芸私抄/一休を歩く
定価4,180円(本体3,800円)
仏教とは何か
「般若心経」を読む/禅とは何か――それは達磨から始まった/「禅の道」紀行
仰臥と青空 〔老・病・死〕を超えて
〔老〕の日々の新たな孤独、〔病〕の日常の痛苦と悲哀、〔死〕への深まる恐怖。いかにしてこれらの苦しみを乗り超えるか。体験にうらうちされた生命への深い洞察と、知見に満ちた究極の言葉。
定価1,650円(本体1,500円)
日本の風景を歩く
京都
近江・大和
丹波・丹後
山里にひっそりと息づく美しい城の町・篠山から紅葉の名所・福知山、花と舟小舎の港町丹後・与謝など、水上文学の秘められた故郷、丹波・丹後をたどる紀行。
若狭
水上勉の紀行文学の傑作コレクション第一巻。青松と紺青の海岸線に縁取られた民話と信仰の土地の懐深くを旅する。敦賀から美浜、小浜、本郷を経て青葉山まで、歴史と人々の生活を活写する。
越の道 越前・越中・越後
第二巻。若狭から北国街道を北上し、越前岬、金沢、奥能登、親不知、高田、長岡、村上そして佐渡へ。寒風吹きすさぶ断崖に潮の花とスイセンを訪れ、野の名匠と演芸の民に出会う日本海の旅。
挫折も絶望も病いも老いも、新たな活路に踏み出すための生命の扉だ――困難な「今」を生きるすべての人々に「自力」の思想を説く、渾身の人生論。
水上勉の紀行文学の傑作コレクション。
定価8,800円(本体8,000円)
---発注不可