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久坂 葉子 (クサカ ヨウコ)

1931年(昭和8)3月27日、神戸市に生まれる。本名・川崎澄子。相愛女専(現・相愛大学)音楽部ピアノ科中退。1949年(昭和24)、友人の紹介で小説「港町風景」を持ち、六甲在住の島尾敏雄を訪ねる。氏の紹介で同人誌『VIKING』の同人となり、以後、富士正晴に師事する。久坂葉子のペンネームで、『VIKING』誌に小説、詩などを次々に発表。1950年、『VIKING』誌に発表した「堕ちて行く世界」を「ドミノのお告げ」と改題して雑誌『作品』に掲載。これが第23回(上半期)芥川賞候補となる。小説や詩だけでなく、新聞にコントを書いたり、朗読用の脚色をしたり、童話劇を書いたりと広く活動する。1952年(昭和27)12月31日午後9時45分、阪急・六甲駅で三宮発梅田行特急電車に飛び込み、その生涯を終える。その日に「幾度目かの最期」を書き上げての死であった

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エッセンス・オブ・久坂葉子

日本文学

エッセンス・オブ・久坂葉子

久坂 葉子 著 早川 茉莉

彼女が好きだったのはカフェ、お洒落、小説を書くこと――。美貌の人であり、19歳の若さで芥川賞候補作家になり、21歳の若さで自殺した伝説の作家。きらめく才能をまとめた珠玉の一冊。

  • 単行本 / 256頁
  • 2008.04.22発売
  • ISBN 978-4-309-01860-7

定価1,760円(本体1,600円)

×品切・重版未定

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