クマのプーさんは偉大な哲学者♪　のんびり屋で「あたまの悪いクマ」プーさんの、エピソードには古今東西の哲学者の思想が詰まっている!?　世界中で愛される物語で解く、愉快な哲学入門！

……プー本人が西洋哲学のもっとも偉大なる代表者であることは確かだが、プー物語の中での哲学の代表者はプーだけではない。イーヨーにはあきらかにストア学派の伝統があらわれているし、コブタは道徳哲学への示唆に富んでいる。フクロウはほかのキャラクターにも見られるように、日常生活からかけはなれることを誇る学術的哲学というものへの生きた風刺となっている。（本文より）

Ｅ.Ｈ.シェパードの挿絵も満載！

著者

ジョン・Ｔ・ウィリアムズ (ウィリアムズ,ジョン･T)

俳優として活躍した後、オックスフォード大学へ戻り歴史、文学の分野で博士号を取得。再び研究を始める。現在アーサー王伝説発祥の地、ティンタゲル在住。（ジョン・タイアマン・ウィリアムズ）

小田島　雄志 (オダシマユウシ)

1930年生まれ、東京大学英文科卒業。英文学者。演劇評論家、東京大学名誉教授。シェイクスピアの全戯曲37編の個人全訳である「シェイクスピア全集」など訳書多数。

小田島　則子 (オダシマノリコ)

翻訳家。翻訳書に『クマのプーさん　世界一有名なテディ・ベアのおはなし』『ファットレディス・クラブ』など。共訳書に『クマのプーさんの哲学』『シェイクスピア・ミステリー』など多数。

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