- シリーズ:
雑誌
ブンゲイ2014シュンキゴウ
文藝 2014年春季号
特集:国境なき文学団
雑誌 A5 ● 400ページ
発売日:2014.01.07
定価1,456円(本体1,324円)
×品切・重版未定
-
【特集:市川真人、鴻巣友季子が行く! 国境なき文学団】ソローキン、岡田利規ほか/【小説】中原清一郎、藤谷治、中原昌也他【特別対談】蓮實重彦×千葉雅也【新連載】岸本佐知子
-
文藝2014年春号
【特集】国境なき文学団
旅のてびき
【インタビュー&アンケート】いま訪ねたい4人の作家
ウラジミール・ソローキン
内なる自由を獲得するための闘い[通訳=北川和美]
岡田利規
分断され、そして接続する言葉と身体
姜英淑
絶望とともにある新たな希望を描く[通訳=吉川凪]
ジャン=フィリップ・トゥーサン
抽象的な静けさを捨てた先で見つめる世界[通訳=野崎歓]
【アンケート】いま聞きたい3つの質問
「国境なき」24人の作家
マーガレット・アトウッド/青山七恵/伊坂幸太郎/フェルナンド・イワサキ/円城塔/小山田浩子/温又柔/ロン・カリー・ジュニア/マクシーン・ケイス/谷崎由依/ジュノ・ディアス/中島京子/中村文則/H・M・ナクヴィ/ミカエル・フェリエ/福永信/藤野可織/ヘレ・ヘレ/エヴァ・ホフマン/松田青子/山下澄人/プラープダー・ユン/イーユン・リー/パコ・ロカ
旅のおわりに
* * *
【小説】
「北帰行」から37年——外岡秀俊が沈黙を破って放つ長篇650枚一挙掲載
2024年、末期ガンの男性が選択した脳幹海馬移植。それにより、58歳の北斗は、32歳の女性・歌音の体に生まれ変わったはずだったが……
中原清一郎 カノン
藤谷治 匿名
善良なる一市民として、私は私の力を行使する
中原昌也 輝には想像できない
ある日、その男の意識の中に飛び込んで来た言葉、それは「豊かな精神」
【新連載】
恩田陸 灰の劇場
もはやこの世に存在しない場所の話をしよう――待望の新作、スタート
【連載】
田中康夫 33年後のなんとなく、クリスタル 第二回
50代になった「なんクリ」の主人公・由利たちの目に映る現代の日本とは!?
町田康 ギケイキ 第四回
はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪。私の名は……町田節炸裂の新『義経記』
* * *
【特別対談】
どこで切っても何とつなげてもいい――言語のリゾームを語る
蓮實重彦×千葉雅也
痛切なる切断の書を読む
――『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』をめぐって
【新連載】
子供にまつわる、誰も読んだことのない暗くて奇妙な小説を紹介する翻訳シリーズ
岸本佐知子=編・訳
コドモノセカイ 第一回 レイ・ヴィクサヴィッチ「最終果実」
【連載】
「文藝」の歴史から出版史の奔流を探る――連載完結篇
佐久間文子
[論考]「内向の世代」から「J文学」その後
――編集長で読むサバイバル史 後篇
生命と言葉の根源へと向かう新たなる思考
若松英輔
[評論]愛しみの哲学
——第二回 驢馬を肩にかついでゆく男
あの時の出来事は、我々に何を刻印したのか?「本」を巡る新たな考察
神山修一
[書評カレンダー]あの日からのこと
——第10回 真偽を超えて生きるしかないぼくらの…
【BOOK REVIEW】
いとうせいこう『存在しない小説』仙田学
天久聖一『ノベライズ・テレビジョン』長嶋有
中森明夫『午前32時の能年玲奈』坂上秋成
津野海太郎『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』中村安希
立木康介『露出せよ、と現代文明は言う』池田雄一
著者
読者の声
「カノン」。 新聞の書評で手に取った。沼野さんの文間からとにかく凄いからという雰囲気を感じ取って。 海馬を交換する近未来の形を取りながら、 親であること、その親も誰かの子どもであったこと、 働くこと等普遍的なことが語られる。 そして、読後感は、爽やか。 これからも大変だろうけれど、吹っ切れた感じとでも言うのか。 そういう爽やかさ。 (lehkost84 さん/34歳 女性)
この本の感想をお寄せください
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ