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雑誌
ブンゲイ2015カキゴウ
文藝 2015年夏季号
雑誌 A5 ● 496ページ
発売日:2015.04.07
定価1,518円(本体1,380円)
×品切・重版未定
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【小説】星野智幸、中原昌也ほか【連載】宮内勝典、高橋源一郎、今日マチ子、黒川創、恩田陸、田口ランディ、町田康、保坂和志ほか。
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【長篇一挙掲載】
星野智幸 呪文
→クズの道というは、死ぬことと見つけたり――相次ぐ商店の廃業やクレーマーに動揺する
松保商店街。街では新たなリーダーが登場し自治組織“未来系”が生まれるのだが…
いまこの国を、街を、人々を覆う、空前の「暴力」の物語
【小説】
辻原登 渡鹿野
→裏を返しはりますな――そう老人は尋ねた。伊勢の先、「ある島」に魅せられた女に逢いに、男は舟に乗る…
絲山秋子 小松とうさちゃん(前篇)
→今日、五十二歳の非常勤講師、小松の恋が始まる――切り詰められた“瞬間”が語り出す傑作!
廣木隆一 彼女の人生は間違いじゃない
→ただ、少し現実を忘れられる所が欲しかった――福島出身の映画監督がフクシマを舞台におくる初小説!
中原昌也 人間の部屋
藤野可織 テキサス、オクラホマ
川﨑大助 六月まで乗せてって
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【新連載】
【掌篇シリーズ】古川日出男 糸糸(いといと)
機内灯が消えた/サマーレイン/百年草・卒塔婆小町
→少年は守り、四歳児は戦い、老女優は語る。とりどりの糸で編まれる、小さな物語たち
松田青子 4
少年という名のメカ/ボンド/お金/あなたの好きな少女がきらい
→物語たちが、縦横無尽に駆け巡る!? 一期一会の掌篇シリーズ、開幕!
【掌篇シリーズ】山内マリコ 選んだ孤独はよい孤独
男子は街から出ない
→その「孤独」は、どこかで誰かを満たしている――それぞれの温度と、それぞれのあり方
【鼎談】横尾忠則×保坂和志×磯﨑憲一郎
アトリエ会議 二〇一五年二月二〇日
→移りゆく〈今〉を語ろう――画家と作家の愉快な対話(おしゃべり)
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【連載完結】
岸本佐知子=編・訳
コドモノセカイ――最終回 ジョイス・キャロル・オーツ「追跡」
平野啓一郎×斎藤美奈子×成田龍一
[短期集中連載]1980年代再考 最終回 地方・フェイク・へるめす
【論考】黒川創 女の言いぶん――鷗外と漱石のあいだで
→小説に、日記に、手紙に。そこかしこに潜む「女の言いぶん」から浮かび上がる新たな作家像
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【特別鼎談】
震災と詩歌 ――過去、現在、そして未来と向き合う「言葉」たち
平野俊子×川野里子×小川軽舟 司会=田村文
→その現実に、詩歌はどう向き合ったのか? 詩、短歌、俳句の実作者が語り合う「あの日」からの言葉
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【連載小説】
恩田陸 灰の劇場 第六回
田口ランディ 逆さに吊るされた男 第五回
町田康 ギケイキ 第九回
宮内勝典 永遠の道は曲りくねる 第二回
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【マンガ】
小林エリカ ウルフ――青
→ぼくの人生は失敗だったけれど、とても幸福です――現代の『ダロウェイ夫人』
【連載】
今日マチ子 ぱらいそさがし 第二回
斎藤美奈子 日本文学全集とその時代 (下)
高橋源一郎 一億三千万人のための「論語」教室 第二回
保坂和志 遠い触覚 第十八回
【BOOK REVIEW】
山田詠美『賢者の愛』【評者】東直子
磯﨑憲一郎『電車道』【評者】西崎憲
高橋源一郎『動物記』【評者】滝口悠生
柴崎友香『パノララ』【評者】長島明夫
小野正嗣『九年前の祈り』【評者】小倉美惠子
恩田陸『EPITAPH東京』【評者】門井慶喜
佐々木中『神奈備』【評者】安藤礼二
最果タヒ『星か獣になる季節』【評者】坂上秋成
著者
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