シリーズ: 
  1. 文藝

雑誌

ブンゲイ2015トウキゴウ

文藝 2015年冬季号

雑誌 A5 ● 592ページ
発売日:2015.10.07

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • 第52回文藝賞発表! 受賞作=山下紘加「ドール」・畠山丑雄「地の底の記憶」/小説=窪美澄、木下古栗、姜信子、山崎ナオコーラ他。

    【お詫びと訂正】

    「文藝2015年冬号」の書評ページにつきまして、書籍のタイトルを以下のように訂正いたします。読者の皆様、論者の種田陽平氏、及び著者の保坂和志氏にお詫び申し上げます。

    〈該当箇所〉
    p592 [書評]種田陽平「言葉による長回し」

    (誤)
    『遠い触角』
    (正)
    『遠い触覚』

  • 第52回文藝賞発表

    【受賞
    ●山下紘加「ドール」(200枚)
    少年は、自分の、自分だけの、特別な人形を手に入れたいと思った――時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動を描く、驚異の新人登

    ●畠山丑雄「地の底の記憶」(320枚)
    ラピス・ラズリの輝きに導かれ、「物語」は繙かれる――電波塔に見守られる架空の町を舞台に、百年を超える時間を描く壮大なデビュー作!

    【選評】
    藤沢周「坑道を掘る者、照らす者」
    保坂和志「不謹慎さ真面目さ」
    星野智幸「小説を書く必然性」
    山田詠美「小説か否か」

    受賞の言葉
    選考経過
    選評
    第53回文藝賞応募規定

    【受賞記念対談】
    星野智幸×山下紘加 「『視線』から踏み込んだ世界」
    藤沢周×畠山丑雄 「大きな物語に潜む記憶、そして救い」

            * * *

    【長篇一挙掲載】
    窪美澄「アカガミ」(370枚)
    [アカガミ▶︎2020年を境に急激に増加した若者の「性」と「生」離れに対して国が提唱し設立したシステム]
    私は今日、ログに勧められ、この制度に志願した……新しい家族をつくり、そして狂わないために。著者新境地にして、生への警鐘を描く傑作。

    【短篇一挙掲載】
    木下古栗「GLOBARISE」(236枚)
    天然温泉 やすらぎの里→理系の女→フランス人→反戦の日→苦情→示し→専門性→若い力→道→観光→絆→globarise➡︎木下古栗!

    【特別掲載】
    森泉岳士・漫画+村上春樹・原作「螢」
    あの名作短篇を16ページで感動のコミック化!

    【創作】
    山崎ナオコーラ「開かれた食器棚」
    姜信子「なもあみだんぶーさんせうだゆう」

    【エッセイ】
    田原牧 「ポジショントーク」
    塚本晋也 「『野火』で見えたこと」

    【連載小説】
    古川日出男「掌篇シリーズ 糸糸(いといと) ホッキョクグマを南極へ帰す/盗聴・幽霊篇/シュガー前夜」
    松田青子「掌篇シリーズ 9 スリル/バルテュスの「街路」への感慨/この場を借りて/パンク少女がいい子になる方法/いい子が悪女になる方法/神は馬鹿だ/猫カフェ殺人事件/We Can't Do It!/Toshibaメロウ20形 18ワット」
    山内マリコ「短篇シリーズ 選んだ孤独はよい孤独 ぼくらの国立競技場」
    恩田陸「灰の劇場」第8回
    町田康「ギケイキ」第11回
    宮内勝典「永遠の道は曲りくねる」第4回
    ジェイムズ・ジョイス/柳瀬尚紀=訳「ユリシーズ」第9章・第10章

    【マンガ】
    小林エリカ「ウルフ 鏡」

    【連載】
    横尾忠則×保坂和志×磯﨑憲一郎「アトリエ会議」2015年9月3日
    高橋源一郎「一億三千万人のための「論語」教室」第4回
    今日マチ子「ぱらいそさがし」第4回

    【書評】
    辻原登『Yの木』 絲山秋子
    桐野夏生『抱く女』 武田砂鉄
    保坂和志『遠い触覚』 種田陽平
    青山七恵『繭』 安藤桃子
    星野智幸『呪文』 瀧井朝世
    高橋弘希『朝顔の日』 寺尾紗穂
    滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』 豊﨑由美
    羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』 栗原康
    いしいしんじ『港、モンテビデオ』 石井千湖 

著者

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