河出書房新社
河出の本を探す
9件中 1~9件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
人間ドキュメント
宮澤賢治伝説 ガス室のなかの「希望」へ
山口 泉 著
“国民のヒーロー”として君臨してきた宮沢賢治。彼ほど長く神聖化されつづける詩人もいない。美しい言葉の上に重ねられた思想の矛盾を多面的視野から追究し“神聖・賢治”のタブーを描出。
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
今村昌平伝説
香取 俊介 著
世界的評価を受ける映画監督今村昌平――人間の奥底に潜む欲望を抉り取るテクニックは人々を魅了してやまない。奇才の世界を描く人間ドキュメント。
丸山眞男八・一五革命伝説
松本 健一 著
東洋古典の素養を背景に近代政治学の先駆者、ラディカルなデモクラットとして戦後民主主義思想の展開に指導的役割を果たした丸山眞男が検証した8・15革命を抉る――生誕90周年。
定価2,420円(本体2,200円)
服部二柳伝説
飯田 辰彦 著
68年正月、山形県鶴岡市。精神病院で、ひとりの不遇の画家が63歳の生涯を閉じた。名を服部二柳。将来を嘱望された天才画家。才能を完全燃焼させることはなく死した彼の人生を描出。
古田晁伝説
塩澤 実信 著
1940年、信州出身の古田晁によって創業された筑摩書房。臼井吉見、唐木順三との友情と太宰治との交遊――戦後の出版界に屹立した存在になるまでの波乱に満ちた彼の生涯。没後30周年出版。
中野重治伝説
定 道明 著
生誕100年記念出版――中野がプロレタリア芸術運動の中心を担いつつ、何よりも反差別の中に、歴史と民族と文化を見ようとした高潔さと接続力があった、と展開し、彼のリリシズムを描出。
立松和平伝説
黒古 一夫 著
1970年『とほうにくれて』で文壇デビューを果たし、いま最も脂の乗り切った現代作家立松和平――戦後文学の正統を継ぐ彼は未来に向けどう発信していくのか。時代の目撃者立松文学の全貌!
井上井月伝説
江宮 隆之 著
出自没却。一切語らず。信州・伊那谷を流浪した男。襤褸を纏い、酒に溺れ、糞尿に塗れ、野垂死にした男――名を井上井月、俳人。芥川龍之介にその句を絶賛された、その生涯を描く。
蜷川幸雄伝説
高橋 豊 著
海外公演で高い評価を得た演出で知られる蜷川幸雄――彼は1969年新宿の小劇場運動を担う演出家として鮮烈にデビュー。観客を叙情性で魅了する舞台を創り続ける彼の半生を追うドキュメント。