河出書房新社
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正津 勉 (ショウヅ ベン)
1945年、福井県生まれ。吃音的なことばの繰り出しで、スムーズに進むはずとてない人間の存在を見つめ直しつづける異色の詩人。詩集に『おやすみスプーン』『冬の旅』他。小説集に『笑いかわせみ』が小社刊。酒、山、湯、人を愛す。
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日本文学
河童芋銭 小説小川芋銭
正津 勉 著
生誕140年、没後70年を迎える、独自な画家芋銭。茨城・牛久沼畔に生まれ、水辺の風物を愛し、独自な幻想世界を追求。幸徳秋水らとの付き合いや、飄逸の人間味を追う初めての評伝小説。
定価2,420円(本体2,200円)
×品切・重版未定
小説尾形亀之助 窮死詩人伝
宮城の富裕な造酒屋に生まれ、放蕩無頼な前衛詩人としてさまざまな文芸・芸術潮流を経て、自己を徹底的に突き放した窮極の詩を書き、第二次大戦直前に窮死した詩人の生涯を初めて小説に。
脱力の人
詩人、俳人、マンガ家……圧倒的な問題に立ち向かうには、脱力の境地に行き着くしかなかった、天野忠、和田久太郎、尾形亀ノ助、淵上毛銭、鈴木しづ子、辻まこと、つげ義春の7人。
定価1,760円(本体1,600円)
刹那の恋、永遠の愛 相聞句歌40章
樋口一葉、夏目漱石、菅野スガ、柳原白蓮、原阿佐緒、金子文子、小津安二郎、中条ふみ子、鈴木しづ子……。詩人正津勉が調べ上げた40人の様々な恋愛模様を、その句歌川柳から克明に探る。
定価1,650円(本体1,500円)
詩人の愛 百年の恋、五○人の詩
北村透谷、辻征夫……、50人の日本詩人の各1篇の恋愛詩から、そこにこめられた様々な恋愛模様の修羅場を追う。淡い初恋から不倫まで、この100年の詩人がいかに愛に翻弄されたか。
笑いかわせみ
中年にさしかかった主人公が、オーストラリアで若い女性と出会い、恋に堕ちる。日本で束の間暮らしながら、意思の不通・文化摩擦・自由と束縛の中で男はのたうつ。無頼派詩人、最初の小説。