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ミハイル・A・ブルガーコフ (ブルガーコフ,M・A)

1891年、ウクライナ生まれ。キエフ大学医学部卒業後、開業医を経て文筆活動を始める。その後モスクワに出て、長編『白衛軍』『犬の心臓』や本書『巨匠とマルガリータ』の執筆に着手したが、ソヴィエト批判の書と見なされ、ロシア国内で刊行することはできなかった。25年、中短編集『悪魔物語』を発表するも批判を浴び、26年にモスクワ芸術座で上演された戯曲『トゥルビン家の日々』でようやく成功を収めた。しかし、その後も不遇の時代は続き、本書や『モリエールの生涯』『劇場』といった長編の執筆に没頭し、失意のうちにこの世を去った。1960年代後半から再評価が進み、80年代後半からは完全に名誉回復がなされ、全作品が刊行された。

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犬の心臓

外国文学

KAWADEルネサンス

犬の心臓

ミハイル・A・ブルガーコフ 著 水野 忠夫

ソ連邦成立直後のモスクワ。急死した男の脳下垂体を移植された野良犬シャリクが人間化し、ブルジョワたちを震え上がらせる。奇想と強烈な諷刺に満ちた、20世紀最大のロシア語作家の代表作。

  • 単行本 / 228頁
  • 2012.01.25発売
  • ISBN 978-4-309-20587-8

定価2,420円(本体2,200円)

×品切・重版未定

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巨匠とマルガリータ

外国文学

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第1集

巨匠とマルガリータ

ミハイル・A・ブルガーコフ 著 水野 忠夫

作家協会議長の轢死を予告した魔術師が、モスクワ中に奇怪な事件を巻き起こす。悪夢のような現実をシュールにリアルに再構築した、20世紀を代表する究極の奇想小説。全面改訳決定版。

  • 単行本 / 610頁
  • 2008.04.14発売
  • ISBN 978-4-309-70945-1

定価3,740円(本体3,400円)

×品切

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