キャロル・エムシュウィラー (エムシュウィラー,C)
1921年アメリカ・ミシガン州生まれ。SFイラストレーターの故エド・エムシュウィラーと結婚後55年にデビュー。今日にいたるまでSF/ファンタジーのジャンルを越えて、独自の世界を描き続けている。短篇集The Start of the End of It All(1990)で、世界幻想文学大賞(短篇集部門)受賞。長篇The Mount(2002)で、フィリップ・K・ディック賞を受賞。05年「私はあなたと暮らしているけど、あなたはそれを知らない」でネビュラ賞(短篇部門)受賞、同年世界幻想文学大賞の生涯功労賞を受賞。邦訳に、日本オリジナル短篇集『すべての終わりの始まり』(畔柳和代訳、国書刊行会)がある。本書は長篇第一作目。