読者の声
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この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。
★2023.10.04
人によっては見たくない、自分には関係ないと思いたい話かも知れない。だけど、このお話に出てくるお母さんも当たり前だけど昔は若かったのだ。
人は誰しも歳をとる。その中で、何の問題もなく生きていける人は少ない。本の中のお母さんは、厄介なことや苦手なことから目を逸らして逃げ続けた末の姿なのではないだろうか。自分の人生の責任から逃れてしまった為に自分のことを他人事みたいに感じていたのではないか?
筆者は自分だけでなく、そんなお母さんの責任や厄介なことや苦手なことからも目を逸らさず、受け止め、それでも生きていく。
その違いなのかもしれない。今後ますます高齢者の人口比は増え、自分自身も歳をとる。その現実から目を背けずに、「では、今、自分はどうするか?」ということを、本を読んだ方と話したくなる。そんな本。
兵庫県 吉田峰子 さん 49歳 女性