文藝
最新刊
創作:児玉雨子、佐佐木陸、小原晩/特集:「戦争の傷跡」(仮)村田沙耶香、宇佐見りん/新連載:いとうせいこう
【創作】
児玉雨子「目立った傷や汚れなし」
フリマアプリせどりのサークルに加入した翠(すい)。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し―価値をめぐる快楽と葛藤がバキバキに交差する!
佐佐木陸「ごみのはての」
「この世界は、にせものなのよ」。ごみ屋敷でめぐりあう便利屋ども×老婆×闇バイトの男たち。噓と真実をめぐり、声なき者たちの叫びが炸裂する文藝賞受賞第一作!
小原晩「今日はユーカリ食べちゃったから眠くて眠くて」
百子(ももこ)は心ぼそくなると、同じマンションに住む山彦(やまびこ)さんに会いに行く。恋人である川太郎との生活や、過(よぎ)る母の記憶。そしてまた水曜日がやってくる。気鋭が紡ぐ再生の物語。
【新連載】
いとうせいこう「難民移民モノローグ」
日本に生きる難民移民、そして支援者。よるべない地で生きぬく人々の足跡がいま編みなおされる――文学とノンフィクションの臨界点。
岸政彦「犬は人生」犬は飛行機
ある日、家族になった元野犬の保護犬「ちくわ」。日々繰り返される愛おしい時間のなかに潜む、かつての喪失。見つめ直される「生」と新しい家族の形とは――
【特集 戦争、物語る傷跡】
◎鼎談
小林エリカ×永井玲衣×奈倉有里「語りたい、でも忘れたい」終わらない記憶と対話
◎創作
村田沙耶香「忘却」
言葉を失った「私」が従事するのは、自殺幇助のアルバイト。忘却することで生き延びる日常の果ては――
柴崎友香「おだやかな日常について」
ロサンゼルスの風景に潜む、歴史の沈黙と語られなかった言葉。日々の記憶が時空を超えて重なり合う。
町屋良平「少年AB」
立川、熱海そして京都。ある事件の記憶をかかえる朝見(あさみ)があの日「われわれ」に返したかった言葉とは――
芦沢央「ペグマン」
正しくありたい。しかし調べるほどわからなくなる――ガザに心を飛ばし苦悩する作家が逃げ込む先は?
高橋知由「咬傷」
術後の譫妄(せんもう)の中で聞いた戦争の報と首に残る「咬み跡」。現実か幻か、身体が記憶した傷が静かに疼く。
◎エッセイ
宮地尚子・清水加奈子「〈内海〉の声は聴こえるか」
五所純子「青っ恥」
大田ステファニー歓人「八十年ぶんのかさぶた」
マユンキキ「父の傷、私の傷」
大前粟生「戦争の身体」
◎読書ノート
齋藤美衣「傷跡をまなざすための読書」
◎論考
信田さよ子「被害と傷、そしてトラウマ」
【連載】
朝吹真理子「ゆめ」【最終回】
岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第2回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第7回】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第8回】
町田康「ギケイキ」【第48回】
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2025年3月〜5月
【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 労働と文学」2025年3月〜2025年6月
第9回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」、募集開始
【書評】
吉本ばなな『ヨシモトオノ』【評】前川知大
向坂くじら『踊れ、愛より痛いほうへ』【評】伊藤亜和
パーシヴァル・エヴェレット 木原善彦訳『ジェイムズ』【評】中村隆之
綿矢りさ『激しく煌めく短い命』【評】坂崎かおる
町屋良平『生活』【評】井戸川射子
カミラ・グルドーヴァ 上田麻由子訳『人形のアルファベット』【評】小野絵里華
中原昌也『焼死体たちの革命の夜』【評】芦花公園
第63回文藝賞応募規定
次号予告・著者一覧
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文藝の既刊
文藝のあゆみ
「文藝」は昭和8年に改造社で創刊された雑誌(初代編集長は上林暁氏)ですが、昭和19年に軍部の圧力その他によって解散することになったために、以後現在まで河出書房から刊行されている文芸雑誌です。
河出書房での初代編集長は野田宇太郎氏(現詩人・文芸評論家)で、三島由紀夫氏が事実上、文壇にデビューした「エスガイの狩」が掲載されたのは昭和20年5・6月合併号でした。
その後、昭和22年、杉森久英氏(現作家)が編集長を引きつぎ、当時、有力な新人作家として台頭してきた、“第一次戦後派”といわれる作家たち、野間宏、椎名麟三、梅崎春生、埴谷雄高、中村眞一郎氏らの活躍の舞台となり、のちにロータス賞・谷崎潤一郎賞を受賞した野間氏の大作「青年の環」、中村氏の五部作の一つである「愛神と死神と」という両氏の代表作となった長編小説の連載が開始されたのもこの頃です。また同じく中村光夫氏の代表作となった「風俗小説論」「谷崎潤一郎論」がこの時期に掲載されたことも忘れられないことです。
昭和25年には、巌谷大四氏(現文芸評論家)が編集長となり、川端康成氏の「ある人の生のなかに」をはじめとして、文壇諸大家の作品が主として掲載されました。さらに新人発掘にも積極的な姿勢を示し、「全国学生小説コンクール」を主催しました。現在活躍中の作家、岩橋邦枝氏、後藤明生氏はこのコンクールの当選者および佳作当選者であり、のちに時代を画するような新鮮さで文壇に登場された石原慎太郎、大江健三郎氏もこのコンクールの応募者にふくまれていました。
昭和32年、『文藝』は一時休刊を余儀なくされましたが、同37年、現在の『文藝』の原型として復刊されました。「文藝賞」の設置、野間宏氏の「青年の環」の連載再開をはじめとして、小説はもとより詩、戯曲、紀行、外国文学作品の掲載、萩原朔太郎氏の書簡、青野季吉、三好十郎両氏の日記など未公開資料の紹介に至るまで網羅して、いわゆる文芸総合誌としての形をととのえました。この時期に特記すべきことは、井上光晴氏の代表作となった「地の群れ」、山崎正和氏の「世阿弥」(岸田戯曲賞受賞)を掲載して絶讃を浴びたほか、大型新人として高橋和巳氏(「悲の器」)、真継伸彦氏(「鮫」)らが文藝賞受賞作家として登場したことです。高橋氏は残念ながら、昭和46年に夭折されましたが、「わが解体」に至るまで9年間にわたって『文藝』を主たる執筆の場にしたことは記憶に新しいところです。そのほか佐藤春夫、正宗白鳥両文豪の最後のまとまった作品となった「美女日本史」「白鳥百話」が連載されたことも話題の一つでした。またのちに谷崎潤一郎賞を受賞した埴谷植高氏の「闇のなかの黒い馬」の連作が開始されたのもこの頃でした。
昭和39年から40年まで「文藝」はB6判(小型)となりましたが、この時期では毎号長編小説の一挙掲載を行ない、石原慎太郎氏の「行為と死」「星と舵」、水上勉氏の「高瀬川」「坊の岬物語」、深沢七郎氏の「千秋楽」、芝木好子氏の「夜の鶴」(小説新潮賞受賞)、「葛飾の女」、河野多恵子氏の「男友達」などの佳作、問題作などを産み出しました。また吉行淳之介氏の「技巧的生活」、杉森久英氏の「啄木の悲しき生涯」などの連載、三島由紀夫氏の戯曲「喜びの琴」「サド侯爵夫人」などが大きな話題となりました。
昭和41年、『文藝』は現在の判型に復帰し、今日に至るまで各ジャンルにわたって多くの佳作、問題作が掲載されています。エッセイでは吉本隆明氏「共同幻想論」「情況」、「初期歌謡論」、江藤淳氏「成熟と喪失」、河上徹太郎「西欧暮色」、寺田透氏「法楽帖」(のちに「藝術の理路」と改題、毎日出版文化賞受賞)、中野重治氏「小品十三件」、埴谷雄高氏「姿なき司祭」「影絵の時代」、内村剛介氏「ソルジェニツィン・ノート」、磯田光一氏「戦後批評家論」、桶谷秀昭氏「夏目漱石論」、川村二郎氏「限界の文学」(亀井勝一郎賞受賞)、澁澤龍彦氏「思考の紋章学」、秋山駿氏「知れざる炎」、中野孝次氏「ブリューゲルへの旅」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)等々があり、小説では福永武彦氏「死の島」(新潮文学大賞受賞)、古山高麗雄氏「プレオー8の夜明け」(芥川賞受賞)、「小さな市街図」(芸術選奨受賞)、古井由吉氏「杳子」(芥川賞受賞)、「行隠れ」、黒井千次氏「時間」(芸術選奨受賞)、「走る家族」「揺れる家」、宮原昭夫氏「誰かが触った」(芥川賞受賞)、「あなたの町」、佐多稲子氏「時に佇つ」(川端康成賞受賞)、八木義徳氏「風祭」(読売文学賞受賞)、話題をあつめる若い世代としては、外岡秀俊氏「北帰行」(文藝賞受賞)、三田誠広氏の「僕って何」(芥川賞受賞)、中上健次氏の「枯木灘」(毎日出版文化賞受賞)、また昨年惜しくも亡くなった和田芳恵氏の「暗い流れ」(日本文学大賞受賞)をはじめ、芥川賞候補作として話題となった山田稔氏の「犬のように」、森万紀子氏の「密約」、山田智彦氏の「実験室」、津島佑子氏の「狐を孕む」「童子の影」、高橋たか子氏の「失われた絵」、中村昌義氏の「静かな日」「出立の冬」、高橋三千綱氏の「五月の傾斜」、中野孝次氏の「鳥屋の日々」、そして日野啓三氏の「此岸の家」(平林たい子賞受賞)、「漂泊」等々が掲載されました。また『文藝』に掲載された作品でその年の秀作として新聞紙上を賑わしたものに三島由紀夫氏「英霊の聲」、大江健三郎氏「狩猟で暮らしたわれらの先祖」、小田実氏「冷え物」「羽なければ」「円いひっぴい」、坂上弘氏「野菜売りの声」「優しい人々」、倉橋由美子氏「反悲劇」、小川国夫氏「試みの岸」、阿部昭氏「日日の友」、吉田健一氏「絵空ごと」「金沢」、北原武夫氏「情人」「黄昏」、中里恒子氏「此の世」「隠れ蓑」、阿部知二氏の長篇「捕囚」、三田誠広氏「赤ん坊の生まれない日」などがあり、枚挙に暇がありません。
また詩作品では随時、現代詩特集や長編詩一挙掲載を行ない、入沢康夫氏「わが出雲・わが鎮魂」(読売文学賞受賞)、吉増剛造氏「黄金詩篇」(高見順賞受賞)をはじめ、吉本隆明、田村隆一(無限賞受賞)、北村太郎、石原吉郎、天澤退二郎、清水昶氏らの作品を掲載し、戯曲では安部公房氏「榎本武揚」(谷崎潤一郎賞受賞)、秋元松代氏「かさぶた式部考」(毎日芸術賞受賞)、「七人みさき」(読売文学賞受賞)、矢代静一氏「写楽考」(読売文学賞受賞)、「北齋漫畫」をはじめ、遠藤周作氏「黄金の国」、安岡章太郎氏「ブリストヴィルの午後」、小島信夫氏「どちらでも」「一寸先は闇」、宮本研氏「阿Q外伝」をふくむ “革命伝説四部作”を掲載して話題になりました。このほか、企画の上でも、江藤淳と吉本隆明、武田泰淳と三島由紀夫、丸谷才一と安岡章太郎、北原武夫と吉行淳之介の諸氏による組合せの白熱した対談が読者の皆さんの支持をうけたほか、アメリカ文学特集、ラテン・アメリカ文学特集など外国文学作品の紹介もいち早く行なっています。
(1978年出版目録より)
応募要項
「河出書房新社が主催する「文藝賞」は、1962年の創設以来、新人の登竜門として、たえず文学シーンに新しい才能を送り出して参りました。応募規定をご覧のうえ、積極的にご投稿ください。既成の枠にとらわれない、衝撃的な作品を お待ちしております。
第63回「文藝賞」原稿募集 (主催=河出書房新社)
文藝賞はたえず文学シーンに新しい才能を送り出して参りました。
意欲的な作品をお待ちしております。
締切り | 2026年3月31日(当日消印有効) |
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選考委員 | 小川哲 金原ひとみ 町屋良平 村田沙耶香 |
発表 | 雑誌「文藝」2026年冬季号誌上 |
応募規定 | 正 賞 万年筆 副 賞 賞金50万円(雑誌掲載の原稿料含む) 応募規定
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● テンプレート
ワードファイルで応募される場合は、下記テンプレートを参考にしてください
(使用は必須ではありません)
文藝賞応募原稿.docx
選考委員より
- あなたの頭の中にある景色は、まだあなただけのものです。その偶然と奇跡を紙に焼きつけ、他の誰かに見せつけてやりましょう。あなたの言葉を、この世界に永遠に刻みつけるためのお手伝いができれば、と思います。
──小川哲 - どんとこい!小説書けたら送ってみて!
──金原ひとみ - 文藝賞には小説の枠を広げるような受賞作が集まっていると思いますが、それは紛れもなく作家ではない作品それぞれの力によるものです。あなた自身の小説の可能性を遂げればその経験において未知が作品として実り、それだけが文学普遍の新しさなのだと信じます。ですからどうぞ安心してご応募ください。
──町屋良平 - 小説を書いている方は、もうすでに書く状態の生きものなのだと認識しています。その方の小説にしか存在しない言葉、光景、世界、感覚、未知とたくさん出会うのを、同じ書く生きものとして心から楽しみにしています。
──村田沙耶香
過去の受賞作
第61回 令和6年度 (2024年) |
待川匙 光のそこで白くねむる 松田いりの ハイパーたいくつ |
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第60回 令和5年度 (2023年) |
小泉綾子 無敵の犬の夜 佐佐木陸 解答者は走ってください(優秀作) 図野象 おわりのそこみえ(優秀作) 《短編部門》 西野冬器 子宮の夢 才谷景 海を吸う(優秀作) |
第59回 令和4年度 (2022年) |
安堂ホセ ジャクソンひとり 日比野コレコ ビューティフルからビューティフルへ |
第58回 令和3年度 (2021年) |
澤 大知 眼球達磨式 |
第57回 令和2年度 (2020年) |
藤原無雨 水と礫(れき) 新 胡桃 星に帰れよ(優秀作) |
第56回 平成31年度 (2019年) |
宇佐見 りん かか 遠野 遥 改良 |
第55回 平成30年度 (2018年) |
日上秀之 はんぷくするもの 山野辺太郎 いつか深い穴に落ちるまで |
第54回 平成29年度 (2017年) |
若竹千佐子 おらおらでひとりいぐも |
第53回 平成28年度 (2016年) |
町屋良平 青が破れる |
第52回 平成27年度 (2015年) |
畠山丑雄 地の底の記憶 山下紘加 ドール |
第51回 平成26年度 (2014年) |
李龍徳 死にたくなったら電話して 金子薫 アルタッドに捧ぐ |
第50回 平成25年度 (2013年) |
桜井晴也 世界泥棒 |
第49回 平成24年度 (2012年) |
谷川直子 おしかくさま |
第48回 平成23年度 (2011年) |
今村友紀 クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰 |
第47回 平成22年度 (2010年) |
該当作なし |
第46回 平成21年度 (2009年) |
大森兄弟 犬はいつも足元にいて 藤代泉 ボーダー&レス |
第45回 平成20年度 (2008年) |
安戸悠太 おひるのたびにさようなら 喜太ふあり けちゃっぷ |
第44回 平成19年度 (2007年) |
丹下健太 青色讃歌 磯崎憲一郎 肝心の子供 |
第43回 平成18年度 (2006年) |
荻世いをら 公園 中山咲 ヘンリエッタ |
第42回 平成17年度 (2005年) |
青山七恵 窓の灯 三並夏 平成マシンガンズ |
第41回 平成16年度 (2004年) |
白岩玄 野ブタ。をプロデュース 山崎ナオコーラ 人のセックスを笑うな |
第40回 平成15年度 (2003年) |
羽田圭介 黒冷水 生田紗代 オアシス 伏見憲明 魔女の息子 |
第39回 平成14年度 (2002年) |
中村航 リレキショ 岡田智彦 キッズ アー オールライト |
第38回 平成13年度 (2001年) |
綿矢りさ インストール |
第37回 平成12年度 (2000年) |
黒田晶 メイド イン ジャパン 佐藤智加 肉触(優秀作) |
第36回 平成11年度 (1999年) |
濱田順子 Tiny,tiny |
第35回 平成10年度 (1998年) |
鹿島田真希 二匹 |
第34回 平成9年度 (1997年) |
鈴木清剛 ラジオデイズ 星野智幸 最後の吐息 |
第33回 平成8年度 (1996年) |
大鋸一正 フレア(優秀作) 佐藤亜有子 ボディ・レンタル(優秀作) |
第32回 平成7年度 (1995年) |
伊藤たかみ 助手席にて,グルグル・ダンスを踊って 池内広明 ノックする人びと(優秀作) 金真須美 メソッド(優秀作) |
第31回 平成6年度 (1994年) |
雨森零 首飾り |
第30回 平成5年度 (1993年) |
大石圭 履き忘れたもう片方の靴 (佳作) 小竹陽一朗 DMAC(佳作) |
第29回 平成4年度 (1992年) |
三浦恵 音符 真木健一 白い血 (佳作) |
第28回 平成3年度 (1991年) |
川本俊二 rose 吉野光 撃壌歌 |
第27回 平成2年度 (1990年) |
芦原すなお 青春デンデケデケデケ |
第26回 平成元年度 (1989年) |
比留間久夫 YES・YES・YES 結城真子 ハッピーハウス |
第25回 昭和63年度 (1988年) |
長野まゆみ 少年アリス 飯嶋和一 汝ふたたび故郷へ帰れず |
第24回 昭和62年度 (1987年) |
笹山久三 四万十川1 あつよしの夏 久間十義 マネーゲーム(佳作) |
第23回 昭和61年度 (1986年) |
岡本澄子 零れた言葉 |
第22回 昭和60年度 (1985年) |
山田詠美 ベッド タイム アイズ |
第21回 昭和59年度 (1984年) |
平中悠一 She's rain 渥美鐃児 ミッドナイト・ホモサピエンス |
第20回 昭和58年度 (1983年) |
若一光司 海に夜を重ねて 山本昌代 応為坦坦録 |
第19回 昭和57年度 (1982年) |
平野純 日曜日には愛の胡瓜を |
第18回 昭和56年度 (1981年) |
堀田あけみ 1980アイコ十六才 ふくださち 百色メガネ 山本三鈴 みのむし |
第17回 昭和55年度 (1980年) |
青山健司 囚人のうた 田中康夫 なんとなく、クリスタル 中平まみ ストレイ・シープ |
第16回 昭和54年度 (1979年) |
冥王まさ子 ある女のクリンプス 宮内勝典 南風 |
第15回 昭和53年度 (1978年) |
黒田宏治郎 鳥たちの闇のみち 小林景子 回帰点(佳作) |
第14回 昭和52年度 (1977年) |
星野光徳 おれたちの熱い季節 松崎陽平 狂いだすのは三月 |
第13回 昭和51年度 (1976年) |
外岡秀俊 北帰行 |
第12回 昭和50年度 (1975年) |
阿嘉誠一郎 世の中や |
第11回 昭和49年度 (1974年) |
小沢冬雄 鬼のいる杜で |
第10回 昭和48年度 (1973年) |
北澤輝明 あわいの構図(佳作) 赤坂清一 帰らざる道(佳作) |
第9回 昭和47年度 (1972年) |
尾高修也 危うい歳月 |
第8回 昭和46年度 (1971年) |
本田元弥 家のなか・なかの家 後藤みな子 刻を曳く |
第7回 昭和45年度 (1970年) |
黒羽英二 目的補語 小野木朝子 クリスマスの旅 |
第6回 昭和44年度 (1969年) |
(野中周平:受賞辞退) |
第5回 昭和42年度 (1967年) |
該当作なし |
第4回 昭和41年度 (1966年) |
金鶴泳 凍える口 加藤敦美 大山兵曹(佳作) |
第3回 昭和39年度 (1964年) |
北小路功光 ミクロコスモス(佳作) |
第2回 昭和38年度 (1963年) |
真継伸彦 鮫(中・短篇部門) 三輪秀彦 内面の都市(長篇部門佳作) 三枝和子 葬送の朝(長篇部門佳作) 八登千代 夜明けまで(中・短篇部門佳作) 竹内泰宏 見張り(中・短篇部門佳作) 藤本義一 日時計の家(戯曲部門佳作) 古島一雄 青ひげ(戯曲部門佳作) |
第1回 昭和37年度 (1962年) |
高橋和巳 悲の器(長篇部門) 田畑麦彦 嬰へ短調(中・短篇部門) 西田喜代志 海辺の物語(中・短篇部門) 柘植光彦 裏切らなかった五人(中・短篇部門佳作) 後藤明生 関係(中・短篇部門佳作) 松尾忠男 ナン(中・短篇部門佳作) 古島一雄 わが夢の女(戯曲部門佳作) 近藤耕人 風(戯曲部門佳作) 松原正 藤原国衡(戯曲部門佳作) 朴秀鴻 日本の空の下で(戯曲部門佳作) |