- 受賞
- 第52回文藝賞
単行本 46 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-02430-1 ● Cコード:0093
発売日:2015.11.19
定価1,485円(本体1,350円)
×品切・重版未定
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ラピス・ラズリの輝きに導かれ「物語」は静かに繙かれる――電波塔に見守られる架空の町を舞台に、100年を超える時間を新人とは思えない圧倒的な筆力で描く壮大なデビュー作。第52回文藝賞受賞作!
読者の声
電波、ラピスラズリ、川の流れなどモチーフが散りばめられていて「お話」が繋がっていくのが楽しかったです。どんどん奥底に入っていくような感覚になりました。
畠山氏のこれからの成長にも期待しております。
(かなを さん/22歳 女性)
100年にまたがる宇津茂平の物語。現実と非現実、現在と過去がいい按配にミックスされて魅力的な世界が構築されているのですが、主人公、せめて中学生であってほしかったです。せっかく物語世界に浸っているところ、彼らが登場すると、その違和感ゆえにたちまち現実に引き戻されるのが残念でした。
第52回文藝賞受賞作品ということで、「ドール」と併せて読みました。両作品でともにラブドールが主要な役割を演じているのは、偶然の一致でしょうか。それとも人形が人間並みの役割を演じるのは、コミュニケーション不全がはびこる今日では、すでによくあることなのでしょうか……
(いしし さん/52歳 女性)
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