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単行本

ブンゲイセンゴブンガクシ

「文藝」戦後文学史

佐久間 文子

受賞
読売 / 全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46 ● 312ページ
ISBN:978-4-309-02497-4 ● Cコード:0095
発売日:2016.09.22

定価2,592円(本体2,400円)

○在庫あり

  • その時、文学の〈現場〉では何が起きていたのか!? 戦中から戦後、そして現代まで――奔流にのまれ数奇な運命を辿った出版社と、時代と格闘する作家・編集者の姿から描く、新たなる「文学史」。

    その時、〈文学〉の現場では、何が起きていたのか!?
    1933年に改造社で創刊された「文藝」は、言論統制による改造社解散後の1944年、河出書房に引き継がれた。空襲で社屋が焼かれてもなお雑誌の刊行は続き、そして戦後へ――奔流にのまれながら数奇な運命を辿った出版社と、時代と格闘する作家・編集者たちの姿を峻烈に描く、「新たなる文学史」の誕生!

  • はじめに

    第1章 「文藝」の創刊と激化する戦争
    「文芸復興」と文芸誌/織田作の「夫婦善哉」を発掘/改造社の解散と河出「文藝」創刊/戦火の下で発行続ける

    第2章 戦後の再出発と雑誌の隆盛
    創刊ラッシュと用紙割当制/「戦後派」の台頭と雑誌「近代文学」/小説の神様と太宰治の死/「小説新潮」「群像」創刊「文藝」は10万部めざす/全国学生小説コンクールと第1次倒産

    第3章 文藝賞創設と「戦後派」の再検証
    「文藝」再建と坂本一亀の苦闘/「文藝賞」創設と「『文藝』新人の会」/戦後文学の再検証/高橋和巳の登場

    第4章 「内向の世代」と広がる〈戦後〉との距離
    大衆化路線で「ポケット版」/相次ぐ編集長交代/第2次倒産の衝撃/三島の死・高橋の死/「内向の世代」座談会に寺田博が見たもの/中上健次の登場/会社更生法解除に

    第5章 新時代の文学と「クリスタル」の衝撃
    新しい世代の登場/「なんとなく、クリスタル」の衝撃/反時代的な作家たち/覆面作家のデビュー/永山則夫の戦後

    第6章 J文学の誕生と文芸誌の未来
    月刊から季刊に/『サラダ記念日』の大ヒット/「バブル」の時代/松下竜一の仕事/文芸時評の変貌/「J文学」の誕生/「インストール」以後

    おわりに
    「文藝」略年譜

    【本書に登場する主な人物】
    上林暁、志賀直哉、川端康成、石坂洋次郎、佐野繁次郎、番匠谷英一、直木三十五、広津和郎、小林秀雄、高杉一郎、岡本かの子、木村徳三、壺井栄、佐多稲子、北原武夫、宇野千代、高見順、中野重治、織田作之助、火野葦平、石川達三、細川嘉六、河出靜一郎、河出孝雄、野田宇太郎、幸田露伴、伊藤整、三島由紀夫、三木清、今野一雄、飯山正文、坂口安吾、花田清輝、埴谷雄高、荒正人、杉森久英、椎名麟三、中村真一郎、梅崎春生、本多秋五、平野謙、武田泰淳、太宰治、榛葉英治、島尾敏雄、野間宏、中村光夫、巌谷大四、笠信太郎、池田みち子、岩橋邦枝、後藤明生、大江健三郎、山田太一、福田恆存、今日出海、円地文子、大原富枝、古山高麗雄、山口瞳、坂本一亀、小田実、田邊園子、宇能鴻一郎、丸谷才一、立原正秋、田畑麦彦、西田喜代志、磯田光一、奥野健男、山崎正和、藤本義一、高橋和巳、小田仁二郎、真継伸彦、井上光晴、竹西寛子、正宗白鳥、青野季吉、竹田博、河出朋久、深沢七郎、富島健夫、小林信彦、水上勉、吉行淳之介、開高健、石原慎太郎、細江英公、杉山正樹、江藤淳、吉本隆明、佐佐木幸綱、清水哲男、片岡義男、中田雅久、藤田三男(榛地和)、寺田博、阿部昭、黒井千次、後藤明生、坂上弘、古井由吉、中上健次、鈴木孝一、宮原昭夫、吉田健一、阿部知二、日野啓三、森敦、和田芳恵、外岡秀俊、三田誠広、佐藤泰志、宮内勝典、冥王まさ子、金田太郎、田中康夫、堀田あけみ、山田詠美、川崎長太郎、小沼丹、野口冨士男、平出隆、唐十郎、山田稔、大庭みな子、福島紀幸、桐山襲、永山則夫、高木有、戸田ツトム、加藤典洋、竹田青嗣、金鶴泳、中村昌義、高橋源一郎、俵万智、笹山久三、久間十義、長野まゆみ、飯嶋和一、芦原すなお、松下竜一、蓮實重彥、筒井康隆、長田洋一、ミルキィ・イソベ、松浦理英子、三浦俊彦、藤沢周、柳美里、常盤響、赤坂真理、星野智幸、鹿島田真希、柴崎友香、綿矢りさ、羽田圭介、山崎ナオコーラ、白岩玄、青山七恵、磯崎憲一郎、中村文則、いとうせいこう、村田沙耶香、佐々木暁*敬称略

著者

佐久間 文子 (サクマ アヤコ)

1964年、大阪府生まれ。86年、朝日新聞社に入社。文化部、「AERA」、「週刊朝日」などで文芸や出版についての記事を執筆。2009年から11年まで書評欄の編集長を務める。11年に退社しフリーに。

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