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- 日経 ／ 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46変形 ● 320ページ
ISBN：978-4-309-22869-3 ● Cコード：0022
発売日：2022.11.21
定価3,630円（本体3,300円）
○在庫あり
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いかにして中国文明は誕生したのか？ 先史時代から統一国家成立、帝国の繁栄、モンゴル支配までを活写。考古学、古代の書簡、地方の一族、女性の視点などから描き出す、全く新しい通史！
先史時代、
始皇帝の登場、
三国時代、
唐の栄華、
モンゴル人の征服王朝……
神話時代の都は世界帝国へ
BBCドキュメンタリー作家が、
考古学・歴史学の膨大な知識を軸に、
最新の発見や現地取材により、
6000年の人間ドラマを生き生きと蘇らせる！
「青銅器時代以来、中国の物語はあまたの王朝の盛衰の物語だった。単一の統一国家という理念がつねに追求され、それを支持する古代の政治権力のモデルは現在にいたるまで根強く残っている。賢明な皇帝が大臣と学者とともに中央集権化された官僚組織を率いるという理想は、本書でも明らかになるように、帝国の終焉後も中国文化の精神に受け継がれている」（本文より）
［原題］The Story of China: A Portrait of a Civilisation and Its People（2020年刊） -
【目次】
はじめに
プロローグ 一八九九年一二月、北京
第１章 起源
中国文明の起源
先史時代――文明の幕開け
陶寺の天文台――天の観測
禹王の足跡を追って
大洪水？
最古の王朝――夏
安陽――商
商の魂？
第２章 商の大戦
遺産の伝承――「先祖の土地」
先祖への祈り
第３章 天命
孔丘――孔子
統一を求めて
枢軸時代
第４章 始皇帝と中国の統一
始皇帝
人々の暮らし――里耶の竹簡による新たな証拠
兵馬俑の肉声――戦場の兄弟
始皇帝の建設事業
ギリシア人の影響？
陵墓の陶工ベル
始皇帝陵
秦の滅亡
中国初の革命？
第５章 漢帝国
秦の打倒
漢の形成
匈奴との戦い
歴史の誕生
司馬遷の旅
蚕室
漢の統治下の暮らし――鄭村からの眺め
「四〇〇〇年にわたる農民」
奴隷の身の上
書記官たちの帝国
西との関係――シルクロード
漢帝国の運営――シルクロード沿いの駅站の暮らし
三国時代から隋の時代へ
第６章 唐の栄華
ユーラシア全域における七世紀の変革
内向きの文明だったのか？
シルクロードにて
唐――国家と首都
玄奘の帰国
翻訳事業――中国の精神の開放
発明の時代
唐の衰退
楊貴妃
第７章 衰亡
杜氏一族の別荘にて
転換期――広がる不安
迫害
杜牧――一族の村にて
別れの挨拶
失われた領域
終局――黄巣の乱
第８章 五代
当代きっての官吏
歴史
文明と異民族／歴史の意味
中国の再統一
宋の誕生
第９章 宋代ルネサンス
新しい都――開封
祝祭の都市、夢の都市
科挙
第10章 北宋の滅亡
一〇四八年の自然災害
洪水後
王安石――真の改革者
司馬光
衰退
「女性部屋」からの声――李清照
崩壊――皇帝徽宗
北の地への連行
第11章 南宋――一一二七年－一二七九年
男性によってつくられた世界
時代を客観的に見つめた女性
南への遷都――杭州
宋後期の変化
新たな首都
「今に息づくこの文化」の伝承
宋代から続く一族
先祖とともにある家――新たな儒教徒
宋の儒教再興――朱子の信奉
モンゴル人――南宋の滅亡
第12章 元――モンゴル帝国支配下の中国
根源的な力
大都――モンゴル帝国支配下の北京
村からの眺め――安徽省棠樾
旅――世界を開く
マルコ・ポーロ――モンゴル帝国のイタリア人
揚州のイタリア人コミュニティ
中国からヨーロッパを訪れた初めての人物
元の衰退
黒死病
村からの眺め
繁栄する蘇州
「写懐」
呉王――元の滅亡と明の誕生
注
著者
マイケル・ウッド (ウッド,マイケル)
イギリスの歴史家・映像作家。マンチェスター大学パブリックヒストリー教授。ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツなどのフェロー。100以上のドキュメンタリー作品を手がけ、高く評価される。
須川 綾子 (スガワ アヤコ)
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書に、ピーター・フランコパン『シルクロード全史』、ジョージ・パッカー『綻びゆくアメリカ』、クリスティアン・ウォルマー 『世界鉄道史』（共訳）などがある。
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