河出文庫 お20-7

ノヴァ07

NOVA 7

書き下ろし日本SFコレクション

大森 望 責任編集

河出文庫 文庫 ● 448ページ
ISBN:978-4-309-41136-1 ● Cコード:0193
発売日:2012.03.06

定価1,045円(本体950円)

×品切・重版未定

  • 完全新作オール読切アンソロジー。全十篇(扇智史、小川一水、片瀬二郎、壁井ユカコ、北野勇作、谷甲州、西崎憲、藤田雅矢、増田俊也、宮内悠介)。

    著者コメント

    「オリジナル・アンソロジー《NOVA》も早いもので足かけ4年目に突入した。こんなシリーズがあることを初めて知ったという方は、以後よろしくお見知りおきを。本書の収録作はすべて独立した短編なので、既巻を読んでいる必要はありません。バラエティ豊かな全10編。ごゆるりとお楽しみください」(大森望)

  • ●宮内悠介『スペース地獄篇』
     高利貸しや神を蔑ろにする者は地獄に封じられる--ダンテ『神曲』地獄篇
    ●小川一水『コズミックロマンスカルテット with E』
     「結婚してぇん……」全裸女が宇宙船に現れた
    ●谷甲州『灼熱のヴィーナス』
     金星上空で大事故が発生した。だが、本部から現場への指示は奇妙だった……
    ●増田俊也『土星人襲来』
     「シャワーや一般的なサービスは必要ありません。僕は土星人なんです」
    ●北野勇作『社内肝試し大会に関するメモ』
     会社の地下で事故が起こったんだ。で、死んだよ、研究員が
    ●藤田雅矢『植物標本集(ハーバリウム)』
     昭和初期に建てられた温室の地下から発見された、伝説のトビスミレ
    ●西崎憲『開閉式』
     母の手の甲には、緑色の扉があった
    ●壁井ユカコ『ヒツギとイオリ』
     ママが手配した今度の“友だち”は、最強だった
    ●扇智史『リンナチューン』
     鈴名鈴名鈴名。ぼくは鈴名を離しはしない
    ● 片瀬二郎『サムライ・ポテト』
     駅構内のファーストフード店に立つコンパニオン・ロボットが目覚めたとき

著者

大森 望 (オオモリ ノゾミ)

1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。

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