河出文庫 お20-9

ノヴァ09

NOVA 9

書き下ろし日本SFコレクション

大森 望 責任編集

河出文庫 文庫 ● 448ページ
ISBN:978-4-309-41190-3 ● Cコード:0193
発売日:2013.01.09

定価1,045円(本体950円)

×品切・重版未定

  • 日本SF第一世代の作家から二〇一〇年代デビューの気鋭の新人まで、十一人が集う。眉村卓、浅暮三文、斉藤直子、森深紅、田中啓文、小林泰三、片瀬二郎、宮内悠介、木本雅彦、谷甲州、扇智史。

    著者コメント

    「《NOVA》シリーズの第9巻をお届けする。巻頭を飾るは眉村卓。シリーズ初、日
    本SF第一世代に属する作家の登場です。日本SF草創期を支えた第一世代から最新の第
    六世代まで、デビュー年に半世紀の開きのある作家たちが集って競作された新作短
    編12編、ごゆるりとお楽しみください」——大森望

  • ●眉村卓「ペケ投げ」
    近頃、不思議なことが、ときどき起こっているようである
    ●浅暮三文「晩夏」
    ぱぴぷぺぽ一族の熱い時代
    ●斉藤直子「禅ヒッキー」
    お客さまサポートセンターの島袋さん、解脱す
    ●田中啓文「本能寺の大変」
    巨体がうなるぞ! 信長勝つか?明智勝つか?世紀の大決斗
    ●森深紅「ラムネ氏ノコト」
    詰まらぬ物事に命を賭した男が遺したものが、今や駄菓子屋で売られているのだよ
    ●小林泰三「サロゲート・マザー」
    わたしは遺伝的に繋がりのないこの子たちを産む決心をした
    ●片瀬二郎「検索ワード:異次元」「深夜会議」
    そのとき密室でなにが起きたのか? 都会の恐怖譚、二本立て
    ●宮内悠介「スペース蜃気楼」
    アンドロイドの紳士の社交場、空飛ぶラスベガスでの大勝負
    ●木本雅彦「メロンを掘る熊は宇宙で生きろ」
    不当な拘束、不当な労働、不当な搾取が、鉱山惑星では行われている!
    ●谷甲州「ダマスカス第三工区」
    不可解な事故だった。この星の氷には、意思があるのか?
    ●扇智史「アトラクタの奏でる音楽」
    あなたの曲、すごく気に入っちゃって……だから、実験に使わせてほしいんです

著者

大森 望 (オオモリ ノゾミ)

1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳