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全集・シリーズ

ハイカラモダンハカマスタイル

はいからモダン袴スタイル

「女袴」の近現代

中川 春香 編著

単行本 A5 ● 160ページ
ISBN:978-4-309-75061-3 ● Cコード:0339
発売日:2026.01.14

定価2,200円(本体2,000円)

○在庫あり

  • かつて女学生の通学服であった「袴」に焦点をあて、竹久夢二や高畠華宵らの描いた絵や当時の資料などを通して、女袴のスタイルや文化・歴史について、明治・大正時代から現代に至るまでをひもとく。

    今では大学の卒業式のスタイルとして定着している女性の袴姿。近年は小学校の卒業式でも袴を着用することが増え、注目を集めています。それではなぜ卒業式に袴を穿くのだろう、と思ったことはありませんか。
    袴は明治・大正の女学生や小学生の通学服でした。女学生の袴姿はこの時代を象徴する装いとして、現代でも魅力を放ち続けています。しかし、近代教育の幕開けとともに登場した当初は、男装的な姿が「醜い」「国辱」とまでの非難を浴び着用が禁止され、その後襠の無いスカート状の「女袴」が考案されたことで広まっていった、という紆余曲折がありました。また、今では女学生のイメージが強い袴ですが、かつての宮中の女官の装束に由来し、教師、工女、医者、事務員、電話交換手など、むしろ女学生が着用していた期間よりも長く「働く女性」の装いでもありました。袴にはジェンダーレスで活動的な衣服としての側面もうかがえるのです。
    女学生の袴が通学服として一般的だったのは、明治三〇年代から昭和初期のわずかな期間でした。和装から洋装へ移り行くはざまに花開いた袴姿の歴史を辿り、明治から現代までの絵、写真や袴実物等の資料を展示、その魅力や意義を紐解きます。
    (本書「はじめに」より)

    <目次>
    第一章◆「女袴」登場
    第二章◆時代の象徴 袴姿の女学生達
    第三章◆「活動する女性の装い」としての袴
    第四章◆描かれた袴姿
    第五章◆現代へ続く袴姿

著者

中川 春香 (ナカガワ ハルカ)

弥生美術館学芸員。慶応義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。竹久夢二美術館学芸員を経て現職。共著書に『アンティーク着物万華鏡』 『長襦袢の魅力』(ともに河出書房新社)など。

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