- シリーズ:
雑誌
ブンゲイニセンニジュウヨネントウキゴウ
文藝 2024年冬季号
雑誌 A5 ● 472ページ
発売日:2024.10.07
定価1,485円(本体1,350円)
○在庫あり
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第61回文藝賞発表
【第61回文藝賞発表】
◎受賞作
待川匙「光のそこで白くねむる」
◎受賞作
松田いりの「ハイパーたいくつ」
◎受賞の言葉
待川匙・松田いりの
◎選評
小川哲・角田光代・町田康・村田沙耶香
◎受賞記念対談
村田沙耶香×待川匙「“記憶の不確かさ”を暴く異彩の詩情」
◎受賞記念対談
小川哲×松田いりの「実用性ゼロ。ハイパーな魂の屹立を」
◎選考経過
◎第62回文藝賞応募規定
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【特集 ゲームをせんとや生まれけむ】
◎創作
斜線堂有紀×桜庭一樹「場外戦/怪物のまま生きてゆく」
二人の作家が描く、“ゲームオーバー”からはじまる二つの物語。夜明けの秋葉原を舞台に、「七つの条件」の設定のもと、愛と裏切りが交差するドラマティック共作!
柚木麻子「ゴーホーム美容沼」
「結婚前の妻さんに戻す方法が、七つあります」子育て中の妻の容姿の変化を、職場の謎めいた美人・深田さんに相談した枝野。すると思わぬクエストが課され……!?
本谷有希子「垢、澱、デュアルショック」
カズヲくんとゲームの中で再会するためなら、親指砕け潰れても平気――。ワンルームで垢と澱にまみれながらコントローラーを握り続ける私に訪れる、衝撃のエンディング!
王谷晶「君色の季節へ……」
「君はこの春から私立河出学園の一員だ!」個性的な生徒や教師たちとの出会い。〈恋が成就する教室〉の噂。そして世界の真実……青春のすべては君の【選択】次第だ!
間宮改衣「ライフリクエスト」
休職し家に引きこもり、生活もままならないIは、ある日、ひとりで病院まで行くことに。希死念慮を払うため、パズルゲームのBGMで脳を埋めて電車に乗るが……。
◎論考
近藤銀河「個人の生を語るインディゲーム」
◎エッセイ
三木那由他「ゲームを、そして私自身をプレイする」
麻布競馬場「人生ってゲームなんですか?」
ソーシキ博士「見る、遊ぶ、買う」
村雲菜月「彼女や彼らを現実に連れ出すために」
◎論考
山本貴光「そこは何ができる場所なのか ゲームのエコロジーに向けて」
◎特別企画
近藤銀河+葛西祝「個人の現実が世界を創る ゲーム作家ガイドAtoZ」
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【創作】
大前粟生「物語じゃないただの傷」
「男の僕が有害な男性性を告発することが、僕の大義なんだ――一体、どこで間違った?」リベラル知識人としてメディアで話題の男・後藤。ある日、片脚の悪い男・白瀬が、後藤の秘密を盾に「お前の家に住ませろ」と脅迫してきて……。男性性の問題を見つめ続けてきた著者渾身の衝撃作!
紗倉まな「ガールズ・ファイト」
キックボクシングジム「BooBoo」に通う5人の女たちは、レッスンごとにシャワー争奪戦を繰り広げつつ、一定の距離感を保って過ごしていた。ところがやたら人懐っこい女・オキシオが入会してきたことで均衡が崩れ始め……。最後に笑う女は一体誰なのか。水面下の戦いが幕を開ける!
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【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第5回】
朝吹真理子「ゆめ」【第7回】
絲山秋子「細長い場所」【第7回】水と異者
町田康「ギケイキ」【第46回】
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年6月~8月
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【季評】
水上文 「たったひとり、私だけの部屋で 記憶と文学」 2024年7月~2024年9月
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【書評】
奥泉光『虚史のリズム』【評】片山杜秀
千早茜『雷と走る』【評】宮田愛萌
円城塔『コード・ブッダ』【評】八島游舷
金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』【評】高瀬隼子
小川哲『スメラミシング』【評】雨宮純
羽田圭介『タブー・トラック』【評】ニシダ(ラランド)
星野智幸『ひとでなし』【評】木村友祐
高瀬隼子『新しい恋愛』【評】早乙女ぐりこ
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著者一覧
次号予告・文藝後記
著者
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