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単行本

カムパネルラバンギンガテツドウノヨル

カムパネルラ版 銀河鉄道の夜

長野 まゆみ

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 46 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-02767-8 ● Cコード:0093
発売日:2018.12.18

定価1,650円(本体1,500円)

○在庫あり

  • ジョバンニの旅は終わってもカムパネルラの旅は続く……あの「銀河鉄道の夜」を今夜、カムパネルラが語りなおします。賢治の秘められた恋が甦る、長野まゆみデビュー30年記念小説。


    長野まゆみデビュー30年記念小説
    表紙絵にも箔がキラキラ光る特殊仕様!

    ジョバンニの旅は終わってもカムパネルラの旅は続く…
    あの「銀河鉄道の夜」を今夜、カムパネルラが語りなおします

    これまで、ジョバンニこそ作者の化身と考えられてきた物語を、もう一人の主人公であるカンパネルラが語りなおしたのがこの物語だ。
    カムパネルラは、ケンタウリ祭の夜、友人ザネリを助けに川に入り、溺死したのだ。
    銀河鉄道の乗客がみなさみしいのは、ジョバンニを除いて、誰も片道切符しか持っていないからだ。
    本作では、カムパネルラの目から、銀河鉄道の旅を辿り直す。
    すると、そこに現れるのは、これまで妹トシに隠れて見えてこなかった、賢治の秘められた恋だ。医師と結婚してアメリカに渡り、異国で早逝した恋人への強い思いがあったのだ。
    いつしか物語には賢治自身もあらわれ、少年と対話する。
    メビウスの帯の、裏と表のように、けっして交わらない。でも、すぐ近くにいる存在。それがジョバンニとカムパネルラの旅なのだ。

  • カムパネルラ版 銀河鉄道の夜
      プロローグ
      1.午后の授業
      2.活版所
      3.家
      4.ケンタウル祭の夜
      5.天気輪の柱
      6.銀河ステーション
      7.北十字とプリオシン海岸
      8.鳥を捕る人
      9.ジョバンニの切符
    カムパネルラの恋

著者

長野 まゆみ (ナガノ マユミ)

東京生まれ。女子美術大学卒業。1988年『少年アリス』で文藝賞を受賞しデビュー。『天体議会』『新世界』『野川』他数々のロングセラーがある。『冥途あり』では泉鏡花文学賞と野間文芸賞をW受賞。

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