河出書房新社
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日本文学
その糸を文字と成し(仮)
高野 知宙 著
高校生時に『ちとせ』でデビューした、現役大学生による待望の小説第二作目。不況や政治改革に揺れる激動の明治初期を舞台に、運命に引き裂かれた少年たちの葛藤と成長を描く感動作。
予価1,980円(本体1,800円)
※未刊
細長い場所
絲山 秋子 著
個であることをやめるとき――名前も記憶も肉体も失って、気配や残存となったわたしたちの心は最後に誰と、どんな旅をするのか。生と死のあわいに見る、懐かしいのに不思議な風景。
予価2,200円(本体2,000円)
昨日の肉は今日の豆
皆川 博子 著 日下 三蔵 編
敗戦の喪失、感染症の混乱。反転する社会のなか、独り生き続ける人々が見つめるものは――。幻想、ミステリ、詩歌を自在に横断し、言葉と物語の極致へ。皆川博子最新短編集。
予価2,750円(本体2,500円)
典雅な調べに色は娘
鈴木 涼美 著
「まだ0時前、夜は長い」ーーコネ入社の会社で広報の仕事をしながら、潔く自由な「生(性)」の日々を過ごしているOLカスミ。ある日、何か始まりそうな出会いが!? 著者初の長編小説!
謎屋珈琲店 21番目の挑戦
峰月 響介 著
報復の連鎖は、止められたのか……金沢市のミステリーカフェ「謎屋珈琲店」を舞台に、店主の峰月響介と友人兼ビジネスアドバイザーの樫原明が贈る珠玉のヒューマンミステリー、開幕!
目立った傷や汚れなし
児玉 雨子 著
誰かが欲しがっていれば、それはもうごみじゃない――フリマアプリの「せどりサークル」に加入した翠。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し……。
予価1,870円(本体1,700円)
三頭の蝶の道
山田 詠美 著
「男とか女とかじゃないのよ、文学に魅入られているか、いないか、なのよ」。女性作家が「女流」と呼ばれた時代、文学に身を捧げた女たちの創作の業を描く、著者40周年記念作。
罪と罪
堂場 瞬一 著
辿り着く先は、後悔か解放か――通り魔、殺人、資金洗浄、特高の罪、迷惑運転、泥棒、毒親、掏摸、盗撮、選挙違反、復讐、子どもの罪……堂場瞬一が描く12の「隣人の罪」。犯罪小説集!
おまえレベルの話はしてない
芦沢 央 著
夢を叶え孤独に壊れ続ける芝と、夢を諦めて社会的には成功した大島。夢に青春を食われた二人の、身をよじるほどの嫉妬、羨望、そして侮蔑――暗い激情の奔流に飲み込まれる著者の最高傑作!
予価1,815円(本体1,650円)
やさしい雪が降りますように
桃実 るは 著
「平和」な日常を送る高校生の六花。でも、この家には掘り出してはいけない蔓がある――。傷ついた心をやさしく包みこむ、瑞々しい「冬」の青春小説! 氷室冴子青春文学賞第5回準大賞。
予価1,793円(本体1,630円)
ラバウルの迷宮
鈴木 智 著
敗戦直後の南洋・ラバウルに取り残された10万人の日本人捕虜。収容所で一部の者たちが「忠臣蔵」を上演しようと動き出す。南国にふる雪……命を懸けた大芝居の裏には何があるのか──
定価2,200円(本体2,000円)
○在庫あり
エレガンス
石川 智健 著
東京大空襲の中で起こった洋装女性連続不審死。実在する警視庁の写真家と〝吉川線〟を考案した鑑識第一人者が自殺と思われた事件に挑む。次世代へつなげたい渾身の記念碑的傑作ミステリー!
定価2,178円(本体1,980円)
△3週間~
街の彼方の空遠く
高田 漣 著
私たちは四方を街に囲まれている、街に守られている──名もなき民衆の詩はサンプリングされ、レクイエムとなり、時空を超え高らかに響き渡る。壮大なデビュー小説、「吉祥寺」三部作誕生!
定価2,706円(本体2,460円)
踊れ、愛より痛いほうへ
向坂くじら 著
初小説にして芥川賞候補作となった『いなくなくならなくならないで』に続く、向坂くじらの小説第二弾! 幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、愛に疑念を抱いていて――
定価1,870円(本体1,700円)
大正浪漫乙女恋譚抄
卯月 みか/天花寺 さやか/みちふむ/望月 麻衣 著
華麗なるモガの時代に、誰に虐げられようとも自らの幸せをつかもうと、たくましく、美しく、前向きに生きた麗しい4人の乙女の物語。
定価1,595円(本体1,450円)
焼死体たちの革命の夜
中原 昌也 著
病に倒れる直前までに書かれた短篇を集成。馬に乗って新宿を彷徨う「あの農場には二度と」など、時代の危機を先取りする崩壊感覚と、生のあり方を問う真摯さに貫かれた世界水準の傑作。
定価3,256円(本体2,960円)
たのしい保育園
滝口 悠生 著
二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。
△重版中
愛の獣は光の海で溺れ死ぬ
金子 薫 著
嘘(フェイク)の快楽か? 真実の絶望か? 究極の幻覚剤が蔓延する〈奇天座〉で、人間たちは、獣へと姿を変えてゆく。野間文芸新人賞受賞の鬼才による出口なき迷宮的デスゲーム。
札幌誕生
門井 慶喜 著
すべてはここからはじまった――幕末から大正にかけて、未知の土地・北海道にわたり、近代都市・札幌を作った、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉の熱き物語!
定価2,475円(本体2,250円)
わたしハ強ク・歌ウ
山下 澄人 著
海へ行くことにしたその時、わたしは自分の旅とママが残した旅の記録を重ねて書くことにした。停留所の謎男、先住民たちの歓待、アンネの日記と火山の町……異次元の冒険譚が始まる!
定価2,640円(本体2,400円)