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単行本

センカノカブキジュンギョウキ

戦下の歌舞伎巡業記

柝の音は止まず

岡﨑 成美

受賞
日経

単行本 46変形 ● 272ページ
ISBN:978-4-309-03223-8 ● Cコード:0074
発売日:2025.08.27

定価3,520円(本体3,200円)

○在庫あり

  • 戦前戦後にかけ、大歌舞伎一座の全国巡業を記した一級史料「旅行日誌」。多くは六代目尾上菊五郎が率いた一座の記録。怒濤の時代を生き抜いた歌舞伎から演劇の本質に迫るノンフィクション!

著者

岡﨑 成美 (オカザキ シゲミ)

1956年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。文化出版局入社後、「ミセス」編集長、出版局書籍事業部長、文化学園大学講師、文化学園ファッションリソースセンターセンター長、春陽堂書店編集顧問等を歴任。

読者の声

この本に寄せられた読者の声一覧

大変興味深く読まさせて頂きました。昭和7年から24年という混乱の時代によく歌舞伎の地方巡業ができたなと感心しました。地図で行き先を追ってみると、知らない町も多く出てきました。よくこのような町に劇場や芝居小屋があったものだと驚きました。現代の地方の町や村より活気が
あるように思えます。地方の人達が元気に芝居見物に出かけてくる様子がうかがえます。それに応えて旅する歌舞伎一座はたいしたものですね。 (マエノヒロシ さん/77歳 男性)

戦前、戦中の交通事情は現代とは違うであろう中、歌舞伎が全国を巡っていた様子がわかりました。まるで忍者のようで、読み応えがありました。 (はなこ さん/ 女性)

すごい本。3回読みました。辞書のよう。
万年筆の筆跡がうっとり。
忍者のような瞬間移動。丈夫な身体。
なんといっても中表紙に使われた6代目の目。素襖落に凝縮されている。みんなついていこうと思う。ピンポイントで時代の大きな波に巻き込まれ役割を果たしましたね。
ナルコさんのくだりはクライマックス。辛かった。 (chi6800 さん/64歳 女性)

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