単行本 46 ● 192ページ
ISBN:978-4-309-23144-0 ● Cコード:0036
発売日:2023.10.24
定価1,870円(本体1,700円)
○在庫あり
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停滞が続く日本の中で今、大きな変化の兆しがあらわれはじめている。数々のデータや企業、政治、メディアへの取材からわかった、日本に眠る大きな可能性とは?
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はじめに
第1章「女性にゲタは履かせない」改革を断行した丸紅社長の狙い
•男性9割組織の限界
•男性と女性でシェアできないのはもはや出産だけ
•数値目標を発表後、女性だけでなく男子学生のエントリーにも変化があった
•「環境をフェアに整える意味で本当の実力主義」
第2章 データが明かす意思決定層への女性登用が企業にもたらすメリット
1 意思決定の場における多様性の確保は好業績に繋がる
1.多様性の高い企業は好業績である
2.多様性の高い企業はレジリエンスがある
3.多様性の高い企業は投資の観点からも重要視される
4.多様性の高い企業は良い人材を採用できる
2 女性労働人口の拡大は約40兆円のインパクトがある
1.女性活躍とGDPには相関関係がある
2.少子化時代における労働力人口減少という問題
3.女性を増やすだけでは解決しない
3 女性が働きやすい職場は男性にとっても働きやすく、良い人材が集まる
1.大手企業を中心にすでに改革は始まっている
2.なぜ世界各国と比較して日本の対応は遅れたのか
3.多様性を高めるために企業ができること
第3章 データが明かす女性の政治参画がもたらすポジティブ・インパクト
•三バン(地盤・カバン・看板)を持たない女性の支援を始めた村上財団
•男性と女性は政策選好が異なる傾向がある
•女性議員だからこそ成立する法律がある
•諸外国はどのように女性議員比率を増やしたのか
第4章 女性議員はなぜ増えないのか その背景と国会議員の本音
•日本のモノカルチャー政治
•「政治にプライベートを持ち込むな」と叱責する男性県議
•「クオータ制」発祥の地、ノルウェーの歩み
•女性を家庭に縛り付けた自民党の戦略
•クオータ制を実現するための勉強会
•女性立候補者が体験した「票ハラスメント」
•日本で女性の国会議員が増えない理由
•日本で可能なクオータ制のかたち
•政治の流動性を高める方法
•大きな影響を持つ有権者の意識変化
•「鉄の女」しか国民の代表になれないのか
第5章 メディアは社会の写し鏡 昭和から令和へメディアは変わるのか
•テレビ局が発端となった日本の#MeToo
•男女雇用機会均等法の功罪
•制作部門の最高責任者に女性はゼロの衝撃
•在京キー局初の女性社長
•新しい時代のリーダー像
民法テレビ局・ラジオ局女性割合調査報告
おわりに
【出典一覧】
著者
長野 智子 (ナガノ トモコ)
1985年フジテレビ入社。95年に渡米し、ニューヨーク大学・大学院で「メディア環境学」を専攻し、修士課程を修了。その後「ザ・スクープ」「朝まで生テレビ!」等に出演。国連UNHCR協会報道ディレクター。
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