単行本 B5変形 ● 88ページ
ISBN:978-4-309-25281-0 ● Cコード:0041
発売日:2013.04.19
定価1,870円(本体1,700円)
×品切・重版未定
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数学には、人間が映っている。代数にも図形にも新たな光が当てられ、数学の概念を人間関係におきかえ、シンプルなイラストとマンガの構成を使い、短くユーモラスな文章を添えて表現。
◆フランスのエスプリあふれる、イラストで楽しむ「数学」の本!◆
「人間の“生”のリズムにあわせて、数学が踊り出す」(独立研究者 森田真生)
し数学を複雑だというなら、それは人が複雑にできているからこそ。
——著者クレマンス・ガンディヨの結論だ。数学には、人間が映っているという。
たとえば計算ひとつとっても、それはそもそも自然の摂理のなかにあって、人は考えるまでもなく行っている。男と女の「足し算」は、ひとつの細胞を分割させる「割り算」をひきおこし、それが増えて「かけ算」となり、やがて小さなひとりの人間となって母から生まれ出るという「引き算」が行われる。
本書は全編こんなふうに進んでいく。代数にも図形にも新たな光が当てられ、中高生たちをとまどわせる数学の概念も、シンプルなイラストとマンガの構成を使った短くユーモラスな章の数々で、子どもの遊びのような楽しさだ。
おとなの読者のみなさんは、自分の学校時代にもこんな本があったならと、思わずにいられないだろう! -
●この本のはじまり
この本についての章
●計算のはじまり
計算はそもそも自然の摂理のなかにあり、人が考えるまでもなく行われるのだと思いおこす章
●図形のはじまり
読む章
●論理のはじまり
人はなぜ論理なしではいられないのか思いおこす章
●関数のはじまり
相棒を見つける章
●外接円のはじまり
もし3つの点が人だったら、定理はシナリオになると考えられる章
●ベクトルのはじまり
世の中でベクトルに相当するものはなにかと長いあいだ考えられてきたことを示す章
●複素数のはじまり
特別な注意をお願いしたい最後の章
著者
クレマンス・ガンディヨ (ガンディヨ,クレマンス)
パリの国立高等装飾美術学校卒業。専攻は舞台美術で、空間と映像を研究。05年より「レ・アトリエ・デュ・スペクタクル」に所属し、企画ごとに作家、イラストレーター、制作、演出・監督、俳優を引き受けている。
河野 万里子 (コウノ マリコ)
1959年生まれ、翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。 主な訳書にサン=テグジュペリ『星の王子さま』、サガン『悲しみよこんにちは』、レヴィ『あたしのママ』などがある。
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