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河出文庫 ● 448ページ
ISBN:978-4-309-41027-2 ● Cコード:0193
発売日:2010.07.06
定価1,045円(本体950円)
×品切・重版未定
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豪華メンバーが一堂に集う空前絶後のSFアンソロジー。完全新作十二篇、東浩紀、恩田陸、神林長平、倉田タカシ、小路幸也、新城カズマ、曽根圭介、田辺青蛙、津原泰水、西崎憲、法月綸太郎、宮部みゆき。
著者コメント
完全新作で贈る、12人の夢の饗宴! 空前絶後の書き下ろしSFアンソロジー誕生。
「好きな作家に原稿を頼み、届いた新作を読者第一号として読む――『NOVA』の責任編集は、地上で最も楽しい仕事かもしれない。
今回は、ちょっとありえないような本ができたんじゃないかと自分でもドキドキしている。これだけのメンバーの新作が一度に揃うのはたぶん空前絶後。ぜひ、歴史の証人になって下さい」――大森望 -
●神林長平「かくも無数の悲鳴」
場末の星の酒場にて、人類の希望はおれに託された。日本SF界の巨匠が世界の扉を開く
●小路幸也「レンズマンの子供」
信じられないよ。目が覚めたら、世界は一変してたんだ
●法月綸太郎「バベルの牢獄」
甘いバニラの匂いは、紙の本の記憶。前代未聞の脱獄小説、誕生
●倉田タカシ「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」
世界と地図と連続と不連続と僕。できるだけゆっくりお読み下さい
●恩田陸「東京の日記」
都電。キャタピラー。伝書鳩の群れ。桜。とりどりの和菓子。私の見た東京
●田辺青蛙「てのひら宇宙譚」
間借りに来た宇宙人、人面瘡のお見合い……奇妙奇天烈!超短編劇場
●曽根圭介「衝突」
国際移民プロジェクトは各地で進行中だが、貧乏くじを引くのはいつも私だ
●東浩紀「クリュセの魚」
火星のあの夏、十一歳のぼくは、十六歳の麻理沙に恋をした
――三島由紀夫賞受賞第一作
●新城カズマ「マトリカレント」
いずれ貴女もまた耳にするはず、深海の響きを。るぶぶぶぶるうううううんんん
●津原泰水「五色の舟」
一夜の幻を売る異形の家族に、怪物“くだん”が見せた未来
●宮部みゆき「聖痕」
「少年Aは人間を超えた存在になる」そう信じる人々がいた。怒濤の展開、驚愕の問題作
●西崎憲「行列(プロセッション)」
そして絢爛なるものたちが空を渉り、すべては静かに終わる
著者
大森 望 (オオモリ ノゾミ)
1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。
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