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河出文庫 文庫 ● 448ページ
ISBN:978-4-309-41136-1 ● Cコード:0193
発売日:2012.03.06
定価1,045円(本体950円)
×品切・重版未定
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完全新作オール読切アンソロジー。全十篇(扇智史、小川一水、片瀬二郎、壁井ユカコ、北野勇作、谷甲州、西崎憲、藤田雅矢、増田俊也、宮内悠介)。
著者コメント
「オリジナル・アンソロジー《NOVA》も早いもので足かけ4年目に突入した。こんなシリーズがあることを初めて知ったという方は、以後よろしくお見知りおきを。本書の収録作はすべて独立した短編なので、既巻を読んでいる必要はありません。バラエティ豊かな全10編。ごゆるりとお楽しみください」(大森望)
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●宮内悠介『スペース地獄篇』
高利貸しや神を蔑ろにする者は地獄に封じられる--ダンテ『神曲』地獄篇
●小川一水『コズミックロマンスカルテット with E』
「結婚してぇん……」全裸女が宇宙船に現れた
●谷甲州『灼熱のヴィーナス』
金星上空で大事故が発生した。だが、本部から現場への指示は奇妙だった……
●増田俊也『土星人襲来』
「シャワーや一般的なサービスは必要ありません。僕は土星人なんです」
●北野勇作『社内肝試し大会に関するメモ』
会社の地下で事故が起こったんだ。で、死んだよ、研究員が
●藤田雅矢『植物標本集(ハーバリウム)』
昭和初期に建てられた温室の地下から発見された、伝説のトビスミレ
●西崎憲『開閉式』
母の手の甲には、緑色の扉があった
●壁井ユカコ『ヒツギとイオリ』
ママが手配した今度の“友だち”は、最強だった
●扇智史『リンナチューン』
鈴名鈴名鈴名。ぼくは鈴名を離しはしない
● 片瀬二郎『サムライ・ポテト』
駅構内のファーストフード店に立つコンパニオン・ロボットが目覚めたとき
著者
大森 望 (オオモリ ノゾミ)
1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。
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