- ジャンル:
完全新作オール読切アンソロジー 第1期、完結!!!!
大幅増ページ贈る、全12編
河出文庫 文庫 ● 648ページ
ISBN:978-4-309-41230-6 ● Cコード:0193
発売日:2013.07.08
定価1,320円(本体1,200円)
×品切・重版未定
-
第一期完結。シリーズ全十巻で第三十五回日本SF大賞特別賞受賞。最終巻は円城塔、片瀬二郎、北野勇作、木本雅彦、倉田タカシ、柴崎友香、菅浩江、瀬名秀明、伴名練、森奈津子、山野浩一、山本弘。
著者コメント
「オリジナル・アンソロジー《NOVA》の記念すべき10冊目です。100編以上の新作短編をお届けしてきた《NOVA》ですが、本書がとりあえずの最終巻。いつもより大幅増ページの拡大スペシャルでお送りします。フィナーレを飾るにふさわしい12編、ごゆるりとお楽しみいただければさいわいです」----大森望
-
●菅浩江「妄想少女」
心の中の少女がみずみずしくある限り、私はまだまだ頑張れる
●柴崎友香「メルボルンの想い出」
街のクローズが終わるまでは、インターネットも電話も使えません
●北野勇作「味噌樽の中のカブト虫」
私の頭の中にはカブト虫がいる
●片瀬二郎「ライフ・オブザリビングデッド」
ゾンビの浜田はきょうも出社する
●山野浩一「地獄八景」
ただいまから地獄にご案内いたします……山野浩一、三十三年ぶりの新作
●山本弘「大正航時機綺譚」
「ええ金儲けのネタを思いついたんや」「金儲けって、また詐欺かいな」
●伴名練「かみ☆ふぁみ!〜彼女の家族が「お前なんぞにうちの子はやらん」と頑なな件〜」
お父さんがね、あなたは「生涯童貞のまま惨たらしく死ぬ」だって
●森奈津子「百合君と百合ちゃん」
満二十八歳までに結婚することが国民の義務となりました
●倉田タカシ「トーキョーを食べて育った」
灰色の空の下、殻をまとってぼくらは駆ける。死せる魂を求めて
●木本雅彦「ぼくとわらう」
この自伝はダウン症児の物語ではない。僕個人の物語だ
●円城塔「(Atlas)^3」
地図作成局現場担当者(=僕)連続殺人事件
●瀬名秀明「ミシェル」
天才ミシェル・ジェランは、立ったまま死んでいるのが発見された……
小松左京『虚無回廊』から生まれた新たなる物語
著者
大森 望 (オオモリ ノゾミ)
1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。
この本の感想をお寄せください
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ