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河出文庫 文庫 ● 144ページ
ISBN:978-4-309-41582-6 ● Cコード:0195
発売日:2017.12.06
定価550円(本体500円)
×品切・重版未定
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「僕たちは探険隊みたいだね。離婚ていう、未知の領域を探険するために、それぞれの役をしているの」。離婚を契機に新しい家族像を模索し始めた夫、妻、小学生の二人の息子達を、優しく哀切に綴る感動作!
著者
干刈 あがた (ヒカリ アガタ)
1943年、東京生まれ。早稲田大学政経学部中退。1982年に海燕新人文学賞、85年に芸術選奨新人賞などを受賞。著書に『樹下の家族』『ゆっくり東京女子マラソン』『黄色い髪』など多数。1992年逝去。
読者の声
自分の感情を抑えて、母、妻の立場を優先する主人公に泣かずにはいられません。別れた旦那から経済的援助がある故、離婚後も劣等感を引きずっている。こんなに身勝手に浮気した旦那を子供の前でキレイに立てなくても良いのに、もっと自分の気持ちに素直に自然に生きて欲しい。あなたはしっかり子育ての責任を果たして日々頑張っているのだから、と勇気つけたい気持ちです。干刈あがたさんの人生と重ねてしまいます。気苦労から病魔に押し潰されてしまった人生だったのでしょう。人として、いつでも1人で生きて行ける覚悟を持って自分の人生を大事にしたいです。命には限りがあり、いつか別れが必ず来る。だから今生きている自分の気持ちをもっと労るべきです。笑顔で素直に楽しく生きたい。
干刈あがたさんの作品をこれからも愛読して行きたいです。
(秋明菊 さん/49歳 女性)
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