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河出文庫 文庫 ● 456ページ
ISBN:978-4-309-41651-9 ● Cコード:0193
発売日:2018.12.06
定価1,012円(本体920円)
○在庫あり
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日本SF大賞特別賞受賞のSFアンソロジー・シリーズ、復活。全十作オール読み切り。飛浩隆、新井素子、宮部みゆき、小林泰三、佐藤究、小川哲、赤野工作、柞刈湯葉、片瀬二郎、高島雄哉。
「書き下ろし日本SFアンソロジー《NOVA》の新シリーズの門出にふさわしい、ベストの布陣を揃えられたと自負している。読者のみなさんにも、編者が味わった喜びを共有するとともに、いまの日本SFがいかに豊かな実りの時代を迎えているかを実感していただければさいわいです」大森望
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『NOVA 2019年春号』の訂正とお詫び
『NOVA 2019年春号』の第1刷におきまして、同書収録の柞刈湯葉「まず牛を球とします。」に編集作業の際に生じた誤記がありました。下記の通り訂正いたしいます。
読者の皆様、及び著者の柞刈湯葉氏にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申しあげます。
p.169 後ろから3~2行目
(誤)
次のバージョンは、前回作られた牛球のゲノムDNA配列をクレイグ・ヴェンダー法により科学的に全合成して
(正)
次のバージョンは、前回作られた牛球のゲノムDNA配列をクレイグ・ヴェンター法により化学的に全合成して
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【収録作品(全10編)】
●新井素子「やおよろず神様承ります」
「あなたに向いている、とても便利な神様を紹介します。これ、かなりお勧めですよ」
●小川哲「七十人の翻訳者たち」
解読された古代文書「デメトリオスの処刑」には、ギリシア語訳聖書の奇跡が記されていた。
●佐藤究「ジェリーウォーカー」
エイリアンを超える生命を次々と生み出す映画界の魔術師、地下室に隠された創造の秘密。
●柞刈湯葉「まず牛を球とします。」
牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来の物語。
●赤野工作「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」
光速など遅い遅い遅い! 通信遅延1.3秒の環境下で行われた因縁の格闘ゲーム対戦、勝利の末に。
●小林泰三「クラリッサ殺し」
あの名作スペースオペラがVRアミューズメントに!? バーチャルルームで起きた殺人事件の真相は?
●高島雄哉「キャット・ポイント」
研究開発室の存亡をかけた新広告プロジェクト始動。扉を開ければ、真白さんはいる。
●片瀬二郎「お行儀ねこちゃん」
ラスコルニコフが殺害された。この死体をどう処分しようか、助けて、心の友!
●宮部みゆき「母の法律」
虐待の親子を救済する法律、マザー法に救われたわたし。だが、救いきれないものはある。
●飛浩隆「流下の日」
40年間、偉大な首相が統治した美しい国。著者新境地の第38回日本SF大賞受賞第1作。
著者
大森 望 (オオモリ ノゾミ)
1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。
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