河出文庫 ハ15-4

サピエンスゼンシ01

サピエンス全史 上

文明の構造と人類の幸福

ユヴァル・ノア・ハラリ

柴田 裕之

河出文庫 文庫 ● 360ページ
ISBN:978-4-309-46788-7 ● Cコード:0122
発売日:2023.11.07

定価1,089円(本体990円)

○在庫あり

  • ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界二五〇〇万部のベストセラー! ついに文庫化!

  • 歴史年表


    第1部 認知革命

    第1章 唯一生き延びた人類種
    不面目な秘密/思考力の代償/調理をする動物/兄弟たちはどうなったか?

    第2章 虚構が協力を可能にした
    プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学

    第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
    原初の豊かな社会/口を利く死者の霊/平和か戦争か?/沈黙の帳(とばり)

    第4章 史上最も危険な種
    告発のとおり有罪/オオナマケモノの最期/ノアの方舟(はこぶね)


    第2部 農業革命

    第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
    贅沢(ぜいたく)の罠(わな)/聖なる介入/革命の犠牲者たち

    第6章 神話による社会の拡大
    未来に関する懸念/想像上の秩序/真の信奉者たち/脱出不能の監獄

    第7章 書記体系の発明
    「クシム」という署名/官僚制の驚異/数の言語

    第8章 想像上のヒエラルキーと差別
    悪循環/アメリカ大陸における清浄/男女間の格差/生物学的な性別と社会的・文化的性別/男性のどこがそれほど優れているのか?/筋力/攻撃性/家父長制の遺伝子


    第3部 人類の統一

    第9章 統一へ向かう世界
    歴史は統一に向かって進み続ける/グローバルなビジョン

    第10章 最強の征服者、貨幣
    物々交換の限界/貝殻とタバコ/貨幣はどのように機能するのか?/金(きん)の福音/貨幣の代償

    第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
    帝国とは何か?/悪の帝国?/これはお前たちのためなのだ/「彼ら」が「私たち」になるとき/歴史の中の善人と悪人/新しいグローバル帝国


    原註
    図版出典

著者

ユヴァル・ノア・ハラリ (ハラリ,Y.N)

イスラエルの歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号。ヘブライ大学で歴史学を教える一方、世界の著名なメディアへ寄稿するなど発信を続ける。

柴田 裕之 (シバタ ヤスシ)

翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ハラリ『ホモ・デウス』、『21 Lessons』のほか、『孤独の科学』、『統合失調症の一族』、『「死」とは何か』など多数。

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