全集・シリーズ

レキシノナカノカイイヨウカイ

2 歴史のなかの怪異・妖怪

小松 和彦 監修

木場 貴俊

単行本 46 ● 392ページ
ISBN:978-4-309-71482-0 ● Cコード:0339
発売日:2025.05.27(予定)

予価3,520円(本体3,200円)

※未刊

  • 怪異・妖怪研究は今世紀に入っても大きな進展を遂げている。2000年以降発表のものを中心に、今後の研究に不可欠な重要論考を精選。歴史(古代~近代)を対象にした研究を扱う第2巻。

    時代とともに変容する怪異・妖怪文化、史料が語るものとは……
    古代から近代、人間はいかにそれを記録してきたか――?
    これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!

  • 総論 歴史のなかの怪異・妖怪(木場貴俊)

    Ⅰ 古代
    モノノケ・モノノサトシ・物恠・恠異――憑霊と怪異現象とにかかわる語誌(森正人)
    災害・怪異と天皇(山下克明)
    平安時代の「フシギ」革命(榎村寛之)
    怨霊の思想(山田雄司)

    Ⅱ 中世
    怪異学研究序説(西山克)
    天狗――"魔"の精神史(阿部泰郎)
    能の幽霊・考(南本有紀)

    Ⅲ 近世
    怪異との共棲――『宿直草』に萌すもの(堤邦彦)
    鍋島猫騒動――御家騒動の物語化と怪異性(高野信治)
    江戸文化の中の「妖怪」(木場貴俊)
    蜘蛛塚考(村上紀夫)
    鳥山石燕『百鬼夜行』考(横山泰子)

    Ⅳ 近代
    妖怪の出没する場所と時代(佐々木高弘)
    怪談の近代(一柳廣孝)

    解題(木場貴俊)

著者

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)

1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。『妖怪文化入門』『妖怪学新考』『異界と日本人』『聖地と日本人』など著書多数。

木場 貴俊 (キバ タカトシ)

京都先端科学大学人文学部准教授。専門は日本近世文化史。博士(歴史学)。『怪異をつくる――日本近世怪異文化史』など。

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳