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単行本 46 ● 368ページ
ISBN:978-4-309-71486-8 ● Cコード:0339
発売日:2025.06.27
定価3,520円(本体3,200円)
○在庫あり
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怪異・妖怪研究は今世紀に入っても大きな進展を遂げている。2000年以降発表のものを中心に、今後の研究に不可欠な重要論考を精選。個別のキャラクターを探究する第6巻。
百鬼夜行、大海蛇、法螺の怪、猫の踊、クワンクワン、ケッカイ、くだん、ザシキワラシ、轆轤首、釣瓶落し、河童……
奇妙で多彩な姿はどこから来るのか――?
これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー! -
総論 怪異・妖怪の博物誌(伊藤龍平)
妖怪の博物学(小峯和明)
江戸の大海蛇(伊藤龍平)
法螺の怪――地震鯰と災害の民俗のために(齊藤 純)
横浜市泉区踊場の「猫の踊」譚(高塚さより)
クワンクワン考――方法としてのオノマトペへ(大門 哲)
「産室」の外へ――ケッカイの行方(山田厳子)
くだん考――近代「くだん」イメージの再検討(及川祥平)
ザシキワラシの見えるとき(川島秀一)
近世文化における轆轤首の形状について(横山泰子)
路傍の妖怪伝承――北陸の「釣瓶落しの怪」をめぐって(松本孝三)
与論島における妖怪の民族誌的研究(マッザロ・ヴェロニカ)
アイヌ口承文芸で語られる河童について(大谷洋一)
解題(伊藤龍平)
著者
小松 和彦 (コマツ カズヒコ)
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。『妖怪文化入門』『妖怪学新考』『異界と日本人』『聖地と日本人』など著書多数。
伊藤 龍平 (イトウ リョウヘイ)
國學院大學文学部教授。専門は伝承文学。博士(文学)。『怪談の仕掛け』『ヌシ』『何かが後をついてくる』『ネットロア』『江戸幻獣博物誌』『ツチノコの民俗学』など。
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