単行本 B5 ● 128ページ
ISBN:978-4-309-92207-2 ● Cコード:0072
発売日:2020.07.17
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
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今ではみられない祭礼や芸能の生々しい現場が昭和の四国に存在した。阿波鳴門出身の舞踊家・情熱のリサーチャー檜瑛司の30年に及ぶ民俗芸能の調査で撮られた魅力的な写真の数々。CD付。
===松本隆(作詞家)推薦!===
祭りの踊りは神と触れ合う瞬間の花火。
舞う人、伝える人、残す人、印画紙に焼き付けた人、
もうリスペクトしかない――松本 隆
家元の家系から来た舞踊家、檜瑛司は
ある時、徳島に民謡がないのかという素朴な疑問を持つ。
録音機とカメラを携え調査を始めたのが1960年代中期。
徳島、四国の集落のリサーチを始めると、
そのあまり豊穣さに心奪われ、
生涯を調査研究に費やすことになる。
ここにある驚異的な記録を
皆様と共有する恩恵に与らせていただこうと思う。
感謝。――久保田麻琴(音楽家・本書監修)
阿波鳴門出身の舞踊家にして情熱のリサーチャー、
檜瑛司(ヒノキエイジ)の30年に及ぶ、
四国内での民俗芸能の調査収集の途中に撮られた魅力的な写真の数々。
今ではみられなくなった祭礼や芸能の生々しい現場が
昭和の四国に存在した。
こんなにも豊かなフォークロアが輝いていたとは。 -
目次
「檜さんの撮影術」皆川学(民俗芸能学会評議員/元NHK徳島放送局ディレクター)
「父のおきみやげ」唐崎千尋
写真85点収録
香川県綾歌郡綾上町 瀧宮神社 / 雨乞踊り
徳島県麻植郡山川町 川田八幡神社 / 暴れ屋台
鳴門市撫養町 / 阿波踊り
徳島県三好市西祖谷山村 / 神代踊り
徳島県海部郡牟岐町 / 辻踊り)
等々
貴重音源復刻CD付「正調 阿波の民謡」(解説=大石始)
著者
檜 瑛司 (ヒノキ エイジ)
桧瑛司創作舞踊研究所創設。現代舞踊協会四国支部長。民俗芸能集団・阿波三郎座主宰。徳島民謡協会会長、徳島県文化財保護審議委員、民俗芸能学会会員等歴任。文部大臣賞地域文化功労賞や徳島県文化賞等受賞。
久保田 麻琴 (クボタ マコト)
夕焼け楽団、サンセッツと音楽史に残るバンドを結成。『まちぼうけ』等シンガー・ソングライターとして重要な作品を残した他、国籍を越えたプロデュース・ワークでも知られる。『世界の音を訪ねる』(岩波新書)。
皆川 学 (ミナガワ マナブ)
民俗芸能学会評議員、NHK徳島局ディレクターとして、1968年~71年、檜とともに徳島県教育委員会民俗芸能調査にあたった。桧瑛司著の『徳島県民俗芸能誌』では編集を行う。
原田 是宏 (ハラダ コレヒロ)
西田 茂雄 (ニシダ シゲオ)
岡本 羊五 (オカモト ヨウゴ)
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