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KAWADE夢ムック

ヨネハラマリ

米原万里

真夜中の太陽は輝き続ける

河出書房新社編集部

ムック A5 ● 244ページ
ISBN:978-4-309-97925-0 ● Cコード:9495
発売日:2017.08.08

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • 天才ロシア語通訳者であり作家だった米原万里の、今さらに輝きを増す魅力に迫る。【対談】ガセネッタ×シモネッタ【エッセイ】沼野充義、亀山郁夫、斎藤美奈子。書籍未収録の貴重資料収録。

  • ---CONTENTS---

    巻頭カラー 米原万里アルバム

    ◎発掘コレクション◎

    ・エッセイ
    ビリの超能力
    忘れ得ぬ映画
    叱る方も叱られる方も思わず笑ってしまうというのにどうやら効果的な叱り方

    ・対談
    山本美香×米原万里  戦場の女たち
    ボリス・ポクロフスキー×米原万里  美が世界を救う

    ・スピーチ
    誤訳のおかげで命拾いをした話

    ・翻訳
    チョールヌイ 米原万里訳 風刺(「昔の風景」)

    特別対談
    福岡伸一×河野通和 米原万里、言葉をめぐる愛と闘い
    ガセネッタ × シモネッタ エ勝手リーナがいた頃
    (横田佐知子)(田丸公美子)
    井上ユリ×宇野淑子 激しくて繊細だったひと

    回想
    井上ユリ 万里の爆買い
    亀山郁夫 マージナリア―二〇〇六年の追悼文に寄せて
    沼野充義 さらに思い出すこと
    ロジャー・パルバース 米原万里が遺したもの
    大沼有子 まりちゃんの思い出

    エッセイ
    斎藤美奈子 交差点に立つ人
    姫野カオルコ ふだんの日に垣間見た米原さん
    武田砂鉄 なんと、美しく下品であるのだろう
    田村さと子 万里さんとご両親
    李賢進 韓国版『米原万里』の旅立ち

    インタビュー
    上坂すみれ 平成生まれにソ連を感じさせてくれる本

    考察
    小森陽一 米原万里の文学七変化
    東海晃久 バベル万世


    米原万里ブックガイド

    略年譜

読者の声

この本に寄せられた読者の声一覧

米原作品には『ロシアは今日も』で出会ってからすぐにはまりこみ、『嘘つきアーニャ』『オリガ・モリソヴナ』で頂点を極め、まさにあさるような心持ちで次々とその作品を読んだ。もうすべてを読まなければ、いられない中毒状態。しかし、10年前、恐れていた別れが到来し、もう新しい作品のページを開くことがないのだ、と思った時点から、その作品への思いは深く深くなっていった。繰り返し読めば読むほど深く深く。よく言えば恋するような、一歩間違えば、ストーカーにも似た気持ち。だから、この一冊は少しずつ、丁寧に読んだ。読み終わるのがもったいから。発掘コレクション、いろんな方の回想、エッセイを読み、また改めて米原さんに魅了され、改めて涙した。最後の編集後記までしっかり読み、米原さんを太陽に例えた編集者の方に心から共感し、読み終えた。また米原さんに会うことができた、そう思った。 (のぶ さん/50歳 女性)

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