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KAWADEムック

クリストファーノーラン

クリストファー・ノーラン

河出書房新社編集部

ムック A5 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-98028-7 ● Cコード:9474
発売日:2021.02.16

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • 作家主義とメガヒットを両立させる稀有な映画監督クリストファー・ノーラン。最新作『TENET テネット』からデビュー作『フォロウィング』まで、その作品世界に迫る総特集。

  • 論考 ノーランから学ぶ
    【ノーランの要素】
    大久保清朗(映画評論家)
    夢の索引、あるいはクリストファー・ノーランの映画的時間――『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』を中心に
    町山智浩(映画評論家)
    ノーランの図書館 迷宮のボルヘス
    入江哲朗(アメリカ思想史研究者/映画批評家)
    クリストファー・ノーランとジェームズ・ボンド――ノーラン作品における007シリーズへのオマージュを読み解く

    【ノーランの影響】
    宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)
    クリストファー・ノーランとワーナー・ブラザーズ――二一世紀ハリウッドの光と暗闇
    戸田信子(映画音楽作曲家・音楽監督)
    映画音響でノーランが見出そうとしている映画の未来
    種田陽平(美術監督)
    大スクリーンの中の重力と浮遊感
    葦見川和哉(映画・映画音楽ライター)
    ノーランが仕掛ける〝音楽〟のマジック――ノーラン作品と映画音楽の関係性

    【ノーランの哲学と科学】
    山崎詩郎(物理学者)
    物理学で楽しむ『TENET テネット』の時間
    斎藤環(精神科医、批評家)
    トラウマ・時間・エントロピー
    田崎英明(クィア・政治理論)
    バットマンの暴力批判論?」
    大口孝之(映像ジャーナリスト)
    クリストファー・ノーランのこだわり――技術面から見たノーランの特徴

    作品解題 謎解きノーラン
    『TENET テネット』(2020)
    大寺眞輔(映画批評家)
    映画的価値の第四フェーズ――『TENET テネット』を映画として如何に評価するか

    遠藤京子(ライター)
    地獄はTENETの不在

    松崎健夫(映画評論家)
    月を見て指を見ないクリストファー・ノーランの映画史観

    『ダンケルク』(2017)
    森直人(映画評論家)
    ハイコンセプトな「映画の時間」

    『インターステラー』(2014)
    添野知生(映画評論家)
    人類の滅亡より娘の成長に恐怖する父

    『ダークナイト ライジング』(2012)
    門間雄介(ライター)
    這い上がることを学ぶため

    『インセプション』(2010)
    小野寺系(映画評論家)
    ラストシーンで独楽は止まるか

    『ダークナイト』(2008)
    村山章(映画ライター)
    シカゴのモダニズム建築がもたらした現実主義

    『プレステージ』(2006)
    長谷川町蔵(文筆家)
    映画と原作を比べてわかるノーラン兄弟の鮮やかな手口

    『バットマン ビギンズ』(2005)
    杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)
    ノーランが作り上げた〝バットマンのみがヒーロー〟という世界

    『インソムニア』(2002)
    SYO(映画ライター)
    ミニマムな人数でマキシマムな物語を作る

    『メメント』(2000)
    渡邉大輔(批評家/映画史研究者)
    記憶喪失と中動態的サスペンス

    『フォロウィング』(1998)
    照沼健太(編集者/ライター/写真家)
    コッブとは何者なのか

    【インタビュー】
    佐藤信介(映画監督)
    映画監督からみたノーラン・マジックのタネ

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