ピックアップ

文庫・新書

中世幻想世界への招待

池上　俊一 著

奇想天外、荒唐無稽な伝説や物語に満ちた中世ヨーロッパの世界。なぜ当時の人々は、これらの文学に熱狂したのか。狼男、妖精、聖人伝説など……その豊穣なイメージの世界への扉を開く。

文庫・新書

私戦

本田　靖春 著

一九六八年、暴力団員を射殺し、寸又峡温泉の旅館に人質をとり籠城した劇場型犯罪・金嬉老事件。差別に晒され続けた犯人と直に向き合い、事件の背景にある悲哀に寄り添った、戦後ノンフィクションの傑作。

文庫・新書

思想をつむぐ人たち
鶴見俊輔コレクション１

鶴見　俊輔 著 黒川　創 編

みずみずしい文章でつづられてきた数々の伝記作品から、鶴見の哲学の系譜を軸に選びあげたコレクション。オーウェルから花田清輝、ミヤコ蝶々、そしてホワイトヘッドまで。解題＝黒川創。

文庫・新書

日輪の翼

中上　健次 著

路地を出ざるをえなくなった青年と老婆たちは、トレーラー車で流離の旅に出ることになる。熊野、伊勢、一宮、恐山、そして皇居へ、追われゆく聖地巡礼のロードノベル。

文庫・新書

四百字のデッサン

野見山　暁治 著

文庫・新書

知の考古学

ミシェル・フーコー 著 慎改　康之 訳

あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が四十二年ぶりに新訳。伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」を開示した記念碑的名著。

文庫・新書

フェッセンデンの宇宙

エドモンド・ハミルトン 著 中村　融 編訳

天才科学者フェッセンデンが実験室に宇宙を創った！　名作中の名作として世界中で翻訳された表題作の他、文庫版のための新訳三篇を含む全十二篇。稀代のストーリー・テラーがおくる物語集。