河出書房新社
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2015.12.22更新
大人のための絵本作家として世界的なカルト・アーティストであるエドワード・ゴーリーのブックリスト。
芸術・芸能
ずぶぬれの木曜日
エドワード・ゴーリー 著 柴田 元幸 訳
俺の傘はどこだ? ブルーノはご主人さまの傘を捜しに雨のなか出かけて行く……傘泥棒、傘で目を突かれた男、傘に乗り流される子ども。鬱陶しくもめくるめく傘をめぐる物語。
定価1,540円(本体1,400円)
○在庫あり
思い出した訪問
一度だけ会った奇妙な老人との約束。それを思い出した女の子が、まさにそうしようとしたことで、老人の死を知る――人生の悲哀をゴーリー風味に味つけした大傑作、待望の邦訳刊行!
定価1,320円(本体1,200円)
児童書
ぼくたちが越してきた日からそいつはそこにいた
ローダ・レヴィーン 著 エドワード・ゴーリー 絵 柴田 元幸 訳
犬に名前をつけることって、難しい! 少年と大きな犬との触れあいを描いた古典的名作。心温まる物語に、なんとゴーリーがイラストを担当、多才な彼のタレントの一面が見える絵本。
定価1,430円(本体1,300円)
憑かれたポットカバー クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし
「我はありもしなかったクリスマスの亡霊である」ゴーリー風味のアレンジで見苦しさの一歩手前まで盛り上がる『クリスマス・キャロル』! オールカラー。
定価1,650円(本体1,500円)
キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科
エドワード・ゴーリー/T・S・エリオット 著 小山 太一 訳
超ロングラン・ミュージカル「キャッツ」の原作をエドワード・ゴーリーの挿絵と新訳で贈る。あまのじゃく猫におちゃめ猫、猫の魔術師……さまざまな猫たちが繰り広げる、奇想天外な猫詩集!
むしのほん
“カラフルなむしたちの しゃこうせいかつを だいなしにした くろいむしのうんめい”…… 生きていく哀しさと美しさを虫たちに託して描いた傑作。オールカラー。
定価1,100円(本体1,000円)
△3週間~
蟲の神
おお 恐怖、憤怒、哀れみの思い。物事はどうしてこうも 上手く行かぬのか――。蟲の神の生け贄に 捧げられた少女のゆくえを描く、ゴーリー初期の大傑作、ついに邦訳!
文庫・新書
エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡
チャールズ・ディケンズ/ブラム・ストーカー 著 エドワード・ゴーリー 編 柴田 元幸 他訳
典型的な幽霊屋敷ものから、悪趣味ギリギリの犯罪もの、秘術を上手く料理したミステリまで、奇才が選りすぐった怪奇小説アンソロジー。全収録作品に描き下ろし挿絵が付いた決定版!
定価990円(本体900円)
悪いことをして罰があたった子どもたちの話
エドワード・ゴーリー 絵 ヒレア・ベロック 文 柴田 元幸 訳
あなたもわたしもだれだってなにかしてます悪いこと――悪いことをした子どもには残酷な運命が待つという訓話を、ゴーリー風味で味つけした素晴らしくも哀しいものがたり。
輝ける鼻のどんぐ
エドワード・リア 文 エドワード・ゴーリー 絵 柴田 元幸 訳
ふたりのエドワードによる絵本第2弾。じゃんぶりー・がーるに恋をしてしまった「どんぐ」。船出した彼女を恋焦がれるあまり彼がつけたモノとは!? 究極のナンセンス絵本。
ジャンブリーズ
詩人リアの傑作5行詩(リメリック)に、奇才ゴーリーが絵を描いた! ジャンブリーズが住む海の向こうへ……。ふたりのエドワードによる、ナンセンスにあふれたごきげんな絵本!
おぞましい二人
実話を元にした、子供を誘拐して殺してしまう「忌まわしいカップル」の物語。ゴーリー最大の問題作!? 人生はかくも過酷なものである、としみじみする異色の一冊。
題のない本
定点観測のようなカメラワークでとらえた画面の中に、次々と登場する不思議な生き物たち。激しくシュールなゴーリーの魅惑の世界が展開する大傑作! シリーズ第13冊目。
まったき動物園
「エピトウィー事あるごとに痙攣し挙句の果てに哀ればらばら」――A~Zまで26の不思議な生き物たちが集まった、ゴーリー版「幻獣事典」。
弦のないハープ または、イアブラス氏小説を書く。
ゴーリーを彷彿させる(?)作家イアブラス氏の未完の「新作」をめぐるものがたり。ゴーリーのすべてのエッセンスがつまった素晴らしいデビュー作、ついに邦訳登場!
キャッテゴーリー
エドワード・ゴーリー 著
とぼけた猫がなんとも愛らしい、ゴーリーならではの不思議な猫たちが、1から50まで、さまざまな数字書体(漢字もあるのだ!)とともに登場する、奇妙な絵本!
外国文学
どんどん変に… エドワード・ゴーリー インタビュー集成
エドワード・ゴーリー 著 カレン・ウィルキン 編 宮本 朋子/小山 太一 訳
毛皮のコートとテニスシューズ姿でバレエ観賞。映画は1日3本、フイヤードと小津を愛し、『源氏物語』から名づけたネコたちと暮らし生涯独身を貫く。ユニークな作家、ゴーリーを紹介する。
定価2,860円(本体2,600円)
×品切・重版未定
雑多なアルファベット
「赤子泣くとも墨汁飲むな」「昆布選るなら寄りあって」など、ヴィクトリア朝の教訓をパロディにしたゴーリーならではのアルファベット・ブック。
ウエスト・ウイング
どこの西棟(ウエスト・ウイング)なのか? いったい何が描かれているのか? すべてが見るものの想像力にゆだねられてしまう、途方もなく怖い作品。
敬虔な幼子 ヘンリー・クランプ
優しい善良なヘンリー・クランプ坊やが、神の御許に昇ってしまうまでをゴーリー独特のタッチで描いた崇高で謎めいた物語。
華々しき鼻血
はてしなく編まれるマフラーや、だらしなく供されたプディングを絶妙の副詞で捉えたアルファベット・ブック。副詞にかつてない最大級の栄光を与えたゴーリーらしい言語感覚が光る大傑作。
蒼い時
「生きることじゃなくて、生きてもらうことが大事なんだ」旅嫌いのゴーリーが唯一遠出したときの思い出を、2匹の犬(もどき?)に託して語る摩訶不思議な物語。珍しく可愛いお話です。
不幸な子供
おぞましい小動物があちこちで蠢く、掛け値なしの悲劇。トレードマークの微細な線画で、圧倒的な背景を描き込み一人の少女の不幸を悪趣味すれすれまでに描いた傑作!
優雅に叱責する自転車
それは火曜日より後で、水曜日より前のこと。一台の自転車が通りかかりエンブリーとユーバートは旅に出た。みょうちくりんな冒険の後に見たものは――? さらにシュールな物語が展開される。
うろんな客
カギ鼻あたまのヘンな生き物がやってきたのは、ヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に、突然入り込んできて、そして、それから――。ゴーリー独自の文章が稀代の翻訳家によって短歌に!
ギャシュリークラムのちびっ子たち または 遠出のあとで
大人のための絵本作家として世界的なカルト・アーティストであるエドワード・ゴーリー。子どもたちが恐ろしい運命に出会うさまを、アルファベットの走馬灯にのせて描いた代表作。