河出書房新社
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柴田 元幸 (シバタ モトユキ)
1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。P・オースター、S・ミルハウザーをはじめ現代アメリカ小説の翻訳多数。著書に、『生半(半=旧字)可な學者』(講談社エッセイ賞)など。
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芸術・芸能
ウィローデールの手漕ぎ車 または ブラックドールの帰還
エドワード・ゴーリー 著 柴田 元幸 訳
ゴーリー自身と従妹2人を彷彿とさせる3人が、手押し車で冒険に出る。行く先々で遭遇するのは、ゴーリーワールド全開のキャラクターや謎の言葉。トンネルに入った3人の運命やいかに。
定価1,540円(本体1,400円)
○在庫あり
青い煮凝り
ゴーリーのオペラへの愛が凝縮された悲劇的物語。歌姫カヴィッリアと、その狂信的なファンである孤独な男ジャスパーの運命はいかに。細密な線画で表現されたダークなゴーリーの真骨頂。
文庫・新書
ナイン・ストーリーズ
J・D・サリンジャー 著 柴田 元幸 訳
砂浜で男が少女に語る、ある魚の悲しい生態(『バナナフィッシュ日和』)、客船で天才少年に起きた出来事(『テディ』)。不確かな現実を綱渡りで生きる人々を描いた、アメリカ文学史に燦然と輝く九篇。
定価891円(本体810円)
薄紫のレオタード
ゴーリーがこよなく愛したニューヨーク・シティ・バレエへの思いが詰まった幸せな絵本。小さな甥っ子・姪っ子とのバレエ団訪問とダンサーとの交流。精密なモノクロ線画とテキストで構成。
定価1,210円(本体1,100円)
オズビック鳥
ある日ヘンテコな鳥がやってきて男の家に住み着いた。一緒に楽器を演奏し、庭で紅茶を飲み、沈む太陽を眺める日々。奇妙な愛と友情が優しく胸を打つ美しい物語絵本。ゴーリーの真骨頂。
定価1,430円(本体1,300円)
外国文学
ポータブル・フォークナー
ウィリアム・フォークナー 著 マルカム・カウリー 編 池澤 夏樹/小野 正嗣/桐山 大介/柴田 元幸 訳
世界文学巨匠の画期的小説選。作家が創出した伝説の地ヨクナパトーファの主要作品を作品内年代順に一つの壮大な物語のように構成しノーベル賞につなげた名作品集。豪華翻訳陣の新訳も魅力。
定価6,490円(本体5,900円)
鉄分強壮薬
細密な線画で淡々と描かれる寂しげな冬の谷の風景。随所に出現するクローズアップ。ゴシックかつクラシカルな雰囲気で、何が起こっているのかと想像力を掻き立てるダークな一冊。
定価1,452円(本体1,320円)
ロード・ジム
ジョゼフ・コンラッド 著 柴田 元幸 訳
東洋の港で船長番として働く男を暗い過去が追う。流れ着いたスマトラで指導者として崇められるジムは何を見るのか。『闇の奥』のコンラッドが人間の尊厳を描いた海洋冒険小説の最高傑作。
定価1,562円(本体1,420円)
日本文学
自転車に乗って アウトドアと文藝
角田 光代/柴田 元幸/夏目 漱石/萩原 朔太郎/真鍋 博/三浦 しをん 著
27人による短編アンソロジー。自転車にまつわるエッセイ、小説、詩、漫画。乗り始めた頃、思い出の風景、走るとは……最も身近なのりものが、私たちの生活にもたらす喜び・愉しみを味わう。
定価1,870円(本体1,700円)
金箔のコウモリ
著名なバレリーナに見出された少女モーディーが、長い修行時代を経て、ヨーロッパに渡り、時代を象徴するバレリーナとなるまでを描く傑作。バレエマニア・ゴーリーによる光と闇の物語。
エドワード・ゴーリーの世界
濱中 利信 編 柴田 元幸/江國 香織 著
唯一無二の作家の魅力とユニークな作品を紹介した日本オリジナル編集のガイド。世界的コレクター濱中氏のコレクションを増補改訂した最新決定版! カラーページも増量、図版多数掲載。
定価2,200円(本体2,000円)
狂瀾怒濤 あるいは、ブラックドール騒動
物語はあなた次第で進行するのに、行きつく果ては毎度おなじみ、ナンセンスの極み。ゲーム感覚の物語仕立てが抜群に面白い、さらなるエドワード・ゴーリーの大傑作、満を持して邦訳刊行!
△3週間~
音叉
家族の誰からも愛されず、海へ身を投げた少女。海の底で大きな化け物と出会い、一緒に仲良く暮らします。地上の家族は浴槽で一人ずつ溺死、最後には誰もいなくなってしまいました……。
定価1,320円(本体1,200円)
失敬な招喚
悪魔に招喚されたのは、いったい誰なのか? モノクロのシャープで陰鬱な線画、ナンセンスで不気味な言葉の数々……これぞゴーリー・ワールド全開の大傑作。
舞踏会へ向かう三人の農夫 上
リチャード・パワーズ 著 柴田 元幸 訳
それは一枚の写真から時空を超えて、はじまった――物語の愉しみ、思索の緻密さの絡み合い。二十世紀全体を、アメリカ、戦争と死、陰謀と謎を描いた驚異のデビュー作。
定価1,100円(本体1,000円)
舞踏会へ向かう三人の農夫 下
文系的知識と理系的知識の融合、知と情の両立。「パワーズはたったひとりで、そして彼にしかできないやり方で、文学と、そして世界と戦った。」解説=小川哲
ずぶぬれの木曜日
俺の傘はどこだ? ブルーノはご主人さまの傘を捜しに雨のなか出かけて行く……傘泥棒、傘で目を突かれた男、傘に乗り流される子ども。鬱陶しくもめくるめく傘をめぐる物語。
思い出した訪問
一度だけ会った奇妙な老人との約束。それを思い出した女の子が、まさにそうしようとしたことで、老人の死を知る――人生の悲哀をゴーリー風味に味つけした大傑作、待望の邦訳刊行!
片づけたい 暮らしの文藝
内澤 旬子/佐野 洋子/沢野 ひとし/ジェーン・スー/柴田 元幸/松浦 弥太郎 著
片づけベタの苦悩、別れがたき品、掃除道具へのこだわり……“片づけ”には、その人の生きかたが表れる。古今の作家たちが綴ったエッセイ32篇。気持ちよく暮らすヒントが見つかるかも。
定価1,760円(本体1,600円)
児童書
ぼくたちが越してきた日からそいつはそこにいた
ローダ・レヴィーン 著 エドワード・ゴーリー 絵 柴田 元幸 訳
犬に名前をつけることって、難しい! 少年と大きな犬との触れあいを描いた古典的名作。心温まる物語に、なんとゴーリーがイラストを担当、多才な彼のタレントの一面が見える絵本。