読者の声
この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。
★2013.10.27
いろんな分野のひとびとの、いわば「モーツァルト体験」的なものによって構成されています。
それは、たとえば、オペラの演出を通じてであったり、同じ作曲家の視点、あるいは、音楽が専門ではないひとびと・・・精神科医、有機化学者、文学者(詩人、歌人)といったひとびとが、それぞれの専門性を通して見えてくるものが収められています。それらを読むことで、私は、モーツァルトについていままで漠然と感じていたこと(というより、かすかな予感めいたもの)が、かたちを伴って示されているような感覚を覚えて、不思議な感動を覚えました。
「音楽を愉しむ」ということの意味あいを考えるきっかけになるような内容だとわたしは思いました。
soldieroffd さん 60歳 男性