読者の声

ババヤガの夜

河出文庫 お46-1

ババヤガノヨル

ババヤガの夜

王谷 晶

定価748円(本体680円)

この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。

★2025.08.09   普段エッセイを中心に読んでおり(王谷先生のエッセイが大好きです!)、小説は積読してしまいがちでしたが疾走感とテンポのよい文で一気に読めました。
読みながらここはこうなのかも?と予想してもそこからまたさらに一歩先を行く展開で、仕掛けが明かされた後も途切れない緊張感にわくわくしました。
曖昧でありながら確かな「新道と尚子の関係」とその人生の物語、読めてよかったです!

茨城県 吉井 さん 女性

★2025.07.31   一緒に逃げるか?と柳に提案された新道が言う「誰かの何かとして生きるのは無理だ。」がいまだに忘れられない。
私たち女性は、幼児の頃には「素敵な王子様のお妃様になること」、少女期には「学校イチのイケメンの彼女になること」を最上の使命とするフィクションに触れ続け、「(より条件のいい)誰かのなにかになること」が最高の幸せと洗脳されてきた。
それを真っ向から否定する新道の言葉には新しい時代を感じてゾクゾクした。

北海道 あんじ さん 47歳 女性

★2025.07.30   やくざの世界という非日常を舞台に、主要登場人物の「女性」が最初の登場からバチボコに殴り殴られる物語はいままで読んだことがなかったので圧巻の一言に尽きます。それまでの日常から、異世界に引き込まれるようにして裏社会にまろび出る主人公の挙動をつぶさに追うようにしてぐいぐいと読みました。
彼女たちは特定の言葉で定義づけられるような繋がりを持たず、社会においては搔き消えるような揺らぎの中でこの関係を維持して終わることに、言い知れぬ存在感を落としていますが、そのアンカーとなる「私」が、前半と後半で明らかに雰囲気が変わり「いままでは何者かであった私」が「どこの誰かと他人に知られる由もないが、私は私」に変貌する様は不思議と爽やかな読後感がありました。

yg さん その他

★2025.07.24   恐ろしい場面で、私も見たことがある、感じたことがある、と思うことがいくつもありました。
それに立ち向かう力としての暴力が、現実で不可能なことを可能にしていく爽快なフィクションでした。
侮辱的な提案を善意のつもりでされるなんとも言えない不快感が浄化されるような作品でした。
最高です。

東京都 nk さん 28歳 女性

★2025.07.21   話題になってたし、試し読みで気になったので、読んでみました。
なんとも言えない境遇で出会った二人。良好とは呼べない関係だったのに、最後には…最初から最後まで、彼女たちの物語でした。

テゲ さん 43歳 男性

★2025.07.20   ダガー賞を受賞されたとの事で興味を持ち読み始めましたが、超絶面白かったー!!!!暴力、暴力、暴力!に顔を歪めながらも後半からの怒涛の展開に「わ!そういう事かっ!」っていうのもあったりで(意味がわからなくて何回か読み返したところもある)最高のエンタメ作品だった!映像化して欲しいです!

三重県 ハッチ さん 44歳 女性

★2025.07.19   久しぶりに、本当に久しぶりにあっという間に読んでしまった。眼の手術をしてからは文庫の字はキツくて、かといって電子書籍はどうにも馴染めず。そんな環境面のあれこれなど、冒頭から吹き飛ばす主人公の力強さ。犬の話が出てきた辺りで、もう彼女を大好きになってた。今まであまりミステリーというジャンルを読んだことが無くて、こういうのもミステリーって言うのか…面白いな…と新しい発見。物語の終わりが、とにかく美しい。依子の手でぎゅうっと心を、いや、頭の中のお花畑を握りつぶされた様な、息を呑む美しさ。王谷さんの他の作品もぜひ読んでみたいと思いました。そう思える作家さんにまた出会えたことを、大変嬉しく思います。

東京都 ヨコモリハナコ さん 女性

★2025.07.19   物も立場も持たない、追い詰められているはずの人の尊厳の物語として読みました。
めちゃくちゃに喧嘩に強く、自然体な依子と、芯の強い尚子。肉弾戦の描写がとにかくかっこよくて、次第に明らかになる展開にハラハラし。変態ヤクザのおぞましさや情けなさに、うぇ〜と思いながら二人を応援してしまう。ミステリーとかバイオレンス、シスターフッド、いろんな要素がありつつ何かの枠には全然収まらない、最高の小説でした!

東京都 チュロ さん 47歳 女性

★2025.07.19   東京のホテルの1室で見た、王谷さんダガー賞受賞の知らせ。
サカナクションライブの前に書店で購入し、待機中に一気読みしてしまいました。
アクションシーンで自分の憂さ晴らしもしつつ、ハラハラもしたり、最後はそうなるんだと思ったり。
久しぶりに面白い本に出会えた!と思う作品でした。

広島県 ばんねっこ さん 49歳 女性

★2025.07.18   ※Xより転載

読了!

ババヤガってなんなのか調べてみたら…

ちゃんとストーリーに関わってくる言葉だった

えげつないほどの暴力描写と迫力のアクションにのめり込んでたら…

ダガー賞受賞という事実を思い出させるとんでもない仕掛けに頭をぶん殴られる…!

面白かった!

#ババヤガの夜
#王谷晶

追記

カバーイラストが寺田克也先生なのもたまらねぇ…!

熊本県 Zin さん 49歳 男性

★2025.07.16   二回目読んでいろいろ見落としていたことに気づき、三回目でそうかそうなのね、と感じでいます。 「ババガヤ 0」も読んでみたい。

ぽくぽく さん 女性

★2025.07.13   ダガー賞受賞、大量重版おめでとうございます!


血と拳。
女と女と男たち。

追っておいで。どこまでも逃げるから。
見つけてごらん。返り討つから。

あたしたちの心はあたしたちだけのもの。
あたしたちのからだはあたしたちだけのもの。

はじめての感情が私を揺さぶる。


*メルカリ等、高額転売への注意喚起に、河出書房さんの良識を感じました。
王谷さんの次の作品も楽しみにしています。

東京都 yakoruko さん 65歳 女性

★2025.07.09   読みながら新道依子の過去を詮索しようとすれば殴られそうに、内樹尚子の心中を妄想しようとすれば追いかけられバラされそうになる。
目を覆う間も与えぬ圧倒的な質量の暴力描写。
絶対的な力を持つ一人を"白シャツの男"(選りすぐりの精鋭)たちが支えている裏社会とその対極で生きる表社会の本質の一体どこが違うのだろう?
その中で個人が生き延びるとはどういうことかを何度も激しく問い詰められる一冊。

千葉県 どんつき団 さん 61歳 男性

★2025.07.09   王谷さんのスピーチを拝読してから手にしました。
血の匂いの薫る文章は読んでいるこちらも血湧き肉躍る感覚でした。
動物は大なり小なり(表に出るか出ないか)の違いはあるものの暴力性を秘めて生きているものだと個人的に思っています。
それを表に出すことでしか生きている感覚を持たない依子に憧れすら覚えました。
何かから一緒に逃げるって魂が繋がらないとできないことなんだな、そんな人と巡り会えた依子と尚子が羨ましくも感じました。
こんなステキな物語に浸れるのはわたしが安全な場所にいるから…
平和を願います。

東京都 三毛猫のミー さん 50歳 女性

★2025.07.06   図書館で読んでから単行本を買い、雑誌と日英電子版に英語版オーディオブックも好きすぎて単体で購入したものです。とにかく素晴らしいの一言なので日本語でのオーディオブック化もお待ちしております!膾のドッグフード化も大好きな訳です!サムさんにも拍手を!

東京都 神野まりな さん 21歳 女性

★2025.07.06   とにかく胸躍るアクション小説でした。暴力に惹かれ鍛えてきた新道と父に理想を押し付けられて暮らす尚子。二人がイカれたヤクザたちをなぎ倒して脱出する姿にスッキリしました。そして鮮やかに世界がぐるっと回る感じを是非体験してほしいです。

茨城県 kirika さん 57歳 女性

★2025.07.05   一気読み必至の面白さは間違いないとして・・・
これまで、『フィクションの中に私の居場所はないんだよなぁ』と漠然とした疎外感を感じていた自分が、腹の底から『これが読みたかったんだよ』と思える物語でした。美しいブロマンスとして描かれがちな任侠の世界を舞台にしたのも、ラストシーンでいっそう納得させられます。
主人公の依子や尚子のような若い女性だけでなく、私のような中高年女性にこそ読んでいただきたいです。

京都府 ばさら さん 40歳 女性

★2025.07.05   5年前、『文藝』に掲載されたときに一気読みしました。そして、単行本化されたときに、何冊か購入して人に配りました。
『ババヤガの夜』には、「この作品を読んで欲しい」と思わせる異様な力がありました。
王谷晶先生と金田淳子先生のイベントに参加して、サインをいただいたのもよい思い出です。文庫化しても熱は冷めず、購入しました。
今も、ラストシーンの鮮やかさは忘れられません。今も、スーパーのショッピングカートを見ると、「ここに乗るくらい、尚子さんは華奢な人であったのだ」と思うのです。

このたびはダガー賞受賞、おめでとうございます。
これからも王谷先生の新作を楽しみにしております。

東京都 紅茶色の猫 さん 51歳 女性

★2025.07.04   今まで読んだ中で1番興奮しながら読んだかもしれません。最初から最後まで2人がかっこよく、ヤクザたちがダサくって現実世界の差別や家父長制への怒りも抱き込みながら、心の中で拳をあげて読んでいました。(何度もうわ!!え!!と呟きながら通しで2回読みました)燃え上がってスカッとする終わりでは無いのも大好きです。
賞を取られることでもっと色んな人がババヤガの夜を知り、このお話を必要としている人に届くであろうことが、一読者の身ながら嬉しいです。本当におめでとうございます。私も微力ながらおすすめの本を聞かれたらババヤガの夜読んで!!!と言いまわり、バイオレンス系が苦手な母もめちゃ痛いところあったけど読むの止められず全部読んじゃった!!と興奮気味でした。映画化求!!!!!これからもご無理のないよう、ご活躍楽しみながら追い続けられたらなと思っております。

もちた さん 26歳 女性

★2025.07.04   アクションシーンはカッコよかったし展開に意表を突かれたりで楽しく読んだ。バイオレンスな作品に面白さと同時に後ろめたさを感じる良識もそのうち身につけたい。

六路木陸斎 さん 男性

★2025.07.04   ダガー賞ノミネートされたタイミングで興味を持ち読みました
こういった暴力世界を、女性が描くんだという感動と衝撃たるや
この世界が平和であるために、もっと理不尽な暴力を書いてほしいです

埼玉県 にゃあ さん 35歳 女性

★2025.07.04   血が沸騰しました。
疾走感が半端なく、描写がとにかくカッコいい!
緊張感のある文体も好きです。
主人公のように大きく強く生まれたかったと思いました!最初から最後までかっこいい!
映像が韓国ノワールのように頭に浮かびました。
とにかく読んで欲しい一冊です。

埼玉県 今井康絵 さん 55歳 女性

★2025.07.04   自分の中にあったもやもやを晴らしてくれるものに出会えた!と思いました。
こんな歳になりましたが、やっと自分を肯定できそうです。

東京都 ひろ さん 60歳 女性