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単行本

ウソヲツイタオトコ

嘘をついた男

エマニュエル・カレール

田中 千春

単行本 46 ● 228ページ
ISBN:978-4-309-20341-6 ● Cコード:0097
発売日:2000.08.11

定価1,980円(本体1,800円)

×品切・重版未定

  • ジュネーヴに近いフランスの高級住宅地で、ある医者が妻と幼い子供達を殺害し、自宅に火を放った。実は偽医者で18年間も周囲を欺き通していた。二重人格、虚言症?人間の心の闇に迫る傑作。

著者

エマニュエル・カレール (カレール,E)

1957年生まれ。大学卒業後、映画評論やテレビドラマのシナリオ、実験的小説などを書いていたが、1986年に発表した『口ひげを剃る男』で注目を浴び、作家としての地位を確立した。『ベーリング海峡』(87年度SF大賞)、フィリップ・K・ ディックの伝記『俺は生きているがお前たちは死んだ』に続いて発表した『冬の少年』(1995年度フェミナ賞)および『嘘をついた男』がともにフランスでベストセラーになり、数か国語に翻訳される。その後、テレビ・ドキュメンタリー制作を契機に、母方の祖父がロシア人という自分のルーツに目覚め、ドキュメンタリー映画『コテルニッチへの帰還』を発表。2005年には自ら監督して『口ひげを剃る男』を映画化した。

田中 千春 (タナカ チハル)

早稲田大学仏文科卒、パリ大学で比較文学・言語学を専攻。ギリシャ、ハンガリー、香港、マレーシアなどに長期滞在。訳書にアンドレ・ボナール著『ギリシャ文明史』、ピエール神父著『遺言…』(ともに人文書院)、エマニュエル・カレール著『冬の少年』、『嘘をついた男』(ともに河出書房新社)など。

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