単行本

キンヨウカンテイマエコウギ

金曜官邸前抗議

デモの声が政治を変える

野間 易通

受賞
朝日

単行本 46 ● 288ページ
ISBN:978-4-309-24610-9 ● Cコード:0036
発売日:2012.12.18

定価1,836円(本体1,700円)

△2週間~

  • 原発再稼働反対を訴え一般市民20万人が集まり、総理との異例の面会にも至った毎週金曜の通称「官邸前デモ」。戦後市民運動の明確な分岐点になったこの運動の経緯と思想を明らかにする。

    この国の未来は我々が決める——
    原発再稼働反対を訴え、首相官邸前に集まった20万人の声はどう響き、何を変えようとしているのか?
    総理との異例の会談にも至るなど、戦後史における事件となった2012年春から秋の「官邸前デモ」の思想と経緯が主催者、また参加者、さらに鎌田慧、孫崎享、長谷川幸洋、小熊英二、津田大介といった識者などの様々な証言を通して、今、語られる。
    主催のひとりが初めて明かす本格ノンフィクション。

    ——当事者による貴重な記録。日本では60年安保以来の民衆運動であり、世界的には「アラブの春」や「ウォール街選挙」運動と同時代の現象だったものを、内側から描いた本として、現代史に残るだろう。(小熊英二)

  • はじめに

    ■第1章 生粋の市民のデモ
    永田町に出現した解放区/思考停止!/スイッチ/10万人では止まらない/マイク・ジャック/「大きい音だね」

    ■第2章 「金曜官邸前」の胎動
    自然発生のデモ?/300人が集まった/個人の想いが集まる場所/グレーゾーン/「デモ」ではない/8時で消える怒号/怒りを直接政府に/歌はご遠慮ください/原発ゼロの日/土曜官邸前抗議/「ツイート」ボタンで拡散/すれちがう声

    ■第3章 再稼働のセレモニー
    本当に安全なのか/首相に抗議する与党議員/R・I・P/1万人集まったぞ!/東京新聞の「お詫び」/紫陽花革命/声は届いていた/本当は何人集まったのか/よく聞こえております/史上空前の抗議/「正しい報道」はなされたか/革命なんていらねえ!/非暴力よりさらにおとなしい/周到にデザインされた器/警察は車道を全開放せよ/なんとしても逮捕を避ける/2度目の「決壊」

    ■第4章 首都圏反原発連合
    国会正門前へ/官邸前抗議のイメージ/違いはいったん置いておく/労働組合は旗を下ろせるか/日の丸が上がるデモ/首都圏反原発連合の屋台骨/デモ屋たち/弾圧することはできない

    ■第5章 首相官邸"内"抗議
    「宇宙人」来襲/国会大包囲/国会議員との対話/ひとりひとりにお聞きしたい/野田が会うと言っている?/三度目の正直/男だったらあんた、出てきてください!/近代日本史上、前例がない/拡大する抗議エリア/迷走するエネルギー政策/虎の尾を踏んだ野田政権/全国に広がる金曜抗議

    ■第6章 金曜官邸前抗議は何をなしえたのか
    デモの効果/「ふつうの人」は政府を困らせる/デモで原発は止まるのか?/変わらないままでいることはもうできない

    おわりに

    ■金曜官邸前抗議3・29~11・2 スピーチ抜粋

    ■金曜官邸前抗議の経緯(年表)

著者

野間 易通 (ノマ ヤスミチ)

1966年、兵庫県芦屋市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業後、『ミュージック・マガジン』『コンポジット』編集部を経てフリーの編集者となる。2013年1月、「レイシストをしばき隊」(現・C.R.A.C.)を結成。新大久保などで行われていた排外デモへのカウンター行動の一翼を担う。著書に『金曜官邸前抗議』、共著に『非常階段 A Story of The King of Noise』など

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