単行本 46 ● 183ページ
ISBN:978-4-309-24699-4 ● Cコード:0031
発売日:2015.03.25
定価1,100円(本体1,000円)
×品切・重版未定
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「僕は聴診器でテロとたたかう」――2004年にイラク支援を開始した著者が緊急出版! 読んで下さい、僕が10年間訪ねてきたイスラムの真実を。考えて下さい、今、私たちにできることを。 10年間アラブの世界で医療支援をおこなうため 
 現地を行き来してきた著者が訴えるアラブ世界の現実。
 非軍事支援によるあたたかな連鎖こそがこれからの
 世界全体の真の平和をうむと説く祈りの書を緊急出版!
 報復に報復、はもうやめよう。
 憎しみには、愛を。
 読んで下さい。僕が10年間訪ねてきたイスラムの真実を。
 買って下さい。現地で苦しむ人々のためにこの本の印税を使います。
 考えて下さい。今、日本にできることを。——鎌田實
 本書の著者印税は全額イラク難民支援活動に寄付されます。
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【目次・項目例(一部)】
 第1章 「イスラム国」が僕たちに与えた衝撃
 日本とイスラムの関係はあたたかいものだった/「自己責任」という言葉は自分に向けるべき言葉だ/イラクから届いた「愛」のメッセージ/優しすぎるイラク、ヨルダンの友人たち/カマタ流新戦争論
 第2章 なぜ「イスラム国」は生まれてしまったのか
 テロとウィルスを生み出す要因は同じ/少しずつでも武器を減らしたい/だれの心の中にもケモノはいる/「自由」と「秩序」について考えよう/世界は今、寛容さを問われている/新自由主義ではなく「真・自由主義」が平和をつくる
 第3章 「イスラム国」はどこへ行くのか
 3つの戦争が生んだ過激派組織/アメリカの「ボンミス」のはじまり/イラク戦争が「イスラム国」を生む引き金となった/「超国家」という国家観/「カリフ」制という野望/「イスラム国」は終わらない
 第4章 なぜ君は「イスラム国」に参加するのか
 「イスラム国」に心を奪われた青年/巧妙なネットでのPR戦略/ムスタファ君が教えてくれた「許す」ということ/「目には目を」のほんとうの意味/経済のグローバル化と憎しみのグローバル化/「テロ」なのか「戦争」なのか
 第5章 一番大切なのは非軍事支援
 非軍事支援こそが最大のセーフティネットになる/危険地域での支援での「危機管理」/僕が人道支援にこだわる理由/医療施設はいち早く「不可侵」の場所になる/
 疲弊しきった心に医療が小さい灯りをともす/難民キャンプの絶望と希望
 第6章 聴診器でテロとたたかう
 いい支援はあたたかい連鎖を起こす/みんなで一緒に食べる「日本流」/支援は与えることより学ぶことのほうが多い/バラの絵を描いて亡くなった12歳の少女/血の通った支援をしようよ/僕は聴診器1本でたたかいたい
著者
鎌田 實 (カマタ ミノル)
1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。74年長野県諏訪中央病院に赴任。諏訪中央病院名誉院長、日本・チェルノブイリ連帯基金(JCF)理事長、日本・イラク・メディカルネット(JIM-NET)代表。
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