時に、西暦2195年、日本は倒産しました。

河出文庫 た37-1

イルカハワラウ

イルカは笑う

田中 啓文

河出文庫 文庫 ● 320ページ
ISBN:978-4-309-41400-3 ● Cコード:0193
発売日:2015.09.08

定価792円(本体720円)

×品切・重版未定

  • 時に、二一九五年、日本は倒産しました――すべてのSFファンに捧ぐ「ガラスの地球を救え!」、最後の地球人がイルカと出会う表題作他、笑いと脱力、まさかの感動に満ちた十二の名短篇。日本よ、これが小説だ。

著者

田中 啓文 (タナカ ヒロフミ)

1962年大阪生まれ。2002年「銀河帝国も弘法も筆の誤り」で星雲賞日本短編部門、09年「渋い夢」(『辛い飴』所収)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。ミステリ、SF、時代小説など多ジャンルで活躍。

読者の声

この本に寄せられた読者の声一覧

田中啓文さんの大ファンです。
田中さんの短編は傑作バカSFの宝庫だと思っています。
本作は「おバカ」度低めの短編集で、筒井康隆さんの系譜を継ぐ田中啓文さんのSF世界を堪能できました。
特に表題作「イルカは笑う」。田中さんにしては凡庸な展開だと思っていたら、ああいう真相だったとは!
あと、一読、忘れがたい「歌姫のくちびる」。すごい哀切感。バカSF作家の田中さんだからこそ、出せた味わいだと思います。
今後も、田中さんはもちろん、他社が見逃している国内外のSF名作を刊行していただきたいです。
「NOVA」シリーズも楽しく読ませていただいております。 (ぼて猫 さん/60歳 女性)

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳