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  1. 河出ブックス

3.11の破局まで、私たちは何をしていたのだろう……

全集・シリーズ

ゲンパツトゲンバク

原発と原爆

「核」の戦後精神史

川村 湊

受賞
毎日 / 全国学校図書館協議会選定図書

単行本 B6 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-62434-1 ● Cコード:0395
発売日:2011.08.03

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • ゴジラと放射能恐怖映画から、アトム、ナウシカ、「原発文学」の数々まで、様々な文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。

  • 第一章 ゴジラと放射能の恐怖
    1―集合的無意識としての怪獣ゴジラ
    2―怪獣と放射能
    3―放射性キノコの怪物マタンゴ
    4―被爆(被曝)国・日本
    5―『死の灰詩集』
    6―「ピカドン」の由来
    7―「ムクリコクリ」の雲
    8―核戦争の恐怖
    9―人間としての怪獣

    第二章 アトムと原子力の平和利用
    1―アトム・コバルト・ウラン
    2―原子力の平和利用としての「アトム」
    3―「ゆうれい船」の正体
    4―原子の火
    5―「反核」運動と「反核」異論の功罪
    6―映画『生きものの記録』
    7―黒澤作品と原爆
    8―「はだしのゲン」の敵
    9―原爆神話とその克服

    第三章 ナウシカとAKIRAの戦後世界
    1―アトムを擁護する
    2―戦後の原子力研究
    3―長崎の鐘
    4―「原子病」患者・永井隆
    5―再び放射能の恐怖へ
    6―「プルトニウム王国」の崩壊
    7―フクシマ第一原発震災
    8―風の谷のナウシカ
    9―自然の自浄作用
    10―AKIRAの戦後世界

    第四章 「原発」の文学史
    1―ゴジラの復活
    2―ゴジラは二度死ぬ
    3―若狭原発銀座
    4―『西海原子力発電所』
    5―神の火は消えるか
    6―蜂の一刺し
    7―青い炎の神話
    8―誰が「犠牲」を要求しているのか?
    9―“原発ジプシー”という生け贄
    10―原発という密室
    11―トーキョー第一原発

著者

川村 湊 (カワムラ ミナト)

1951年、北海道生まれ。文芸評論家、法政大学名誉教授。『戦後文学を問う』『海を渡った日本語』『闇の摩多羅神』など著書多数。

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