河出書房新社
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和田 忠彦 (ワダ タダヒコ)
1952年生まれ。東京外国語大学名誉教授。著書に、『タブッキをめぐる9つの断章』(共和国)など。主な訳書にU・エーコ『小説の森散策』(岩波文庫)、I・カルヴィーノ『むずかしい愛』(岩波書店)など。
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外国文学
とるにたらないちいさないきちがい
アントニオ・タブッキ 著 和田 忠彦 訳
一人の女性を愛した男3人の法廷での再会──表題作のほか、魔法の儀式、不治の病、スパイ、戦争……。『インド夜想曲』につづいて発表された幻想とめまいに満ちた11の短篇集。
定価2,376円(本体2,200円)
○在庫あり
イザベルに ある曼荼羅
ポルトガルの独裁政権下で地下活動に関わり姿を消した女性イザベルをめぐる物語。リスボン、マカオ、スイスと舞台を移しつつ9人の証言者によって紡がれる謎の曼荼羅。
定価2,160円(本体2,000円)
いつも手遅れ
ありえたかもしれないこと、後悔、恋慕、痛ましい家族の思い出……。人生の時間に限りが見えたとき、人は何を願うのか。現代イタリア文学の巨匠が18通の手紙の形で精緻に綴った短篇集。
定価2,592円(本体2,400円)
時は老いをいそぐ
東欧の元諜報部員、ハンガリー動乱で相対した2人の将軍、被曝した国連軍兵士など、ベルリンの壁崩壊後、黄昏ゆくヨーロッパで自らの記憶と共に生きる人々を静謐な筆致で描いた最新短篇集。