読者の声

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おらおらでひとりいぐも

第158回芥川賞受賞!

単行本

オラオラデヒトリイグモ

おらおらでひとりいぐも

若竹 千佐子

定価1,296円(本体1,200円)

この本に寄せられた“ 読者の声 ”です。

★2018.01.20   2年前に夫に先立たれて毎日本の桃子さんのような気持ちを今まさに経験しています。まるで自分を見ているようで涙しながら時にクスリとߘがら読みました。

大阪府 明子 さん 72歳 女性

★2018.01.17   若竹千佐子様、芥川賞受賞、おめでとうございます。私にとって本書は、最後の一行に尽きます。人が生きて行くうえで引き受けざるを得ない、老いて行く悲しみ、辛さを救うことができるのは、幼い子どもたちの存在だけなのではないか。閉ざされた部屋の窓を開けてくれる子どもたちがいる限り、人は今日も、明日も、胸に希望を抱いて生きていける―そんなふうに思わせてくれたこの小説(と、作者に)感謝したいです。

静岡県 時かけファン さん 56歳 男性

★2018.01.09   昭和55年、学卒後、初任地が遠野でした。沿岸部山田町の出身で遠野の寒さは驚きでしたが、何故か言葉や人柄は暖かく、当時の言葉や風景が昨日ことのように思い出されます。
方言には標準語に無い微妙な気持ちや状況を表現できる不思議な力があり、職場でも、しばしば宮古出身の若干先輩に方言で話しかけますが、その時、必ず笑いが生まれます。ホニ、ぬっきい雰囲気です。
先月、方言で書かれた題名の小説が書店のベストセラーコーナーに「えばって」積まれていて、迷わず買いました。 
 昨年耳順を迎えたものの、ひと様のご意見に耳を傾ける心の余裕もまだ獲得できていない頑固オヤジですが、方言で書かれた哲学書という感想がぴったりのこの本には、ホニ、純粋で素直になれたオヤジです。
先日、永久保存版として二冊目を購入しました。初めてです。

岩手県 東中野のホンデナス さん 61歳 男性

★2018.01.06   業をとげて待つ死を嫌った人がいた。途上で死にたいと願った。
意味を求めて、諦めを厭って「おらおらでひとりいぐも」と言う桃子さんは、滑稽にすら映った。

彼女はきっと死ぬまで諦めずに生きていく。
自分への期待が重なる。からこそ、私との違いが露骨にみえる。
見つけた自分は正しいか、美しいか?

いつか「悲しい」という言葉の意味を知ったら、きっと抱きしめて生きてゆく。
墓に手を合わせず、空を一緒に眺める桃子さんは、偽りと共にいない。
「悲しい」を知らずしてではなく、抱きしめて空を見上げた。

神奈川県 Lio さん 24歳 女性

★2017.12.26   私の中で眠っていた地元の言葉が、この本を読んだら音になって蘇りました。
この心地よいリズムは遠野の昔話の語りべのようです。彼女の語りに引き込まれ、笑ったり泣いたり、エンターテイメントでした。
懐かしいけれど、とても新しい!感動しました!!

埼玉県 岩手県釜石市出身者 さん 53歳 女性