ジャンル: 
  1. 政治・経済・社会 > 
  2. 教育

単行本

ジヘイスペクトラムショウノオンナノコガデアウセカイ

自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界

幼児期から老年期まで

サラ・ヘンドリックス

堀越 英美

単行本 46変形 ● 352ページ
ISBN:978-4-309-25432-6 ● Cコード:0047
発売日:2021.10.26

定価2,805円(本体2,550円)

○在庫あり

  • 幼児期、学校、就職、出産、老い……生まれてから老いるまでの間に、自閉スペクトラム症の女の子はどんな体験をするのか。自らも当事者の著者が、当事者や家族の証言をもとに描き出す。

  • 【目次】
    本書に寄せて
    序章 女の子たちも自分が何者なのか知る権利がある
    第1章 女の人も自閉スペクトラム症になる
    ASDには性差がある/男女比はどれくらいか/神経学的特性は男女で異なる/特徴的な行動も違う/子どもの遊びの性差/その他の行動の性差を見る/人懐こくておしゃべり/女の子は自分を隠す
    第2章 診断までの道のり
    診断を受けるということ/診断基準DSM-5の改訂による影響/臨床医の知識と経験によって診断が大きく変わる/女性はASDと診断されづらい/他の病名がつく場合/女性のASD診断への道のり/女性に特化したASD診断の方法/ASDだと信じてもらえない/正確な診断を受けるために/最初に診断を受けた年齢/なぜ診断するのか?/子どもの診断/成人の診断/診断情報の開示
    第3章 この子は何かが違う――乳幼児期
    なかなか診断がつかない/女児の診断の遅れ/幼児期の指標/非言語コミュニケーションのなかで気づくこと/発話、言語コミュニケーション、言語理解で感じるずれ/予測できない状況が苦手/遊ぶ様子から見えること/強い関心を示す対象がある/ASDの女の子の典型的な関心対象/おもちゃの選択/広がる空想の世界/食べ物の好みから見えるもの/「女の子らしい」はあまり好まない/睡眠時の特徴/小児期における性自認
    第4章 まわりになじめない――子ども時代の関係性
    友達や他人とどのように接しているか/大人を好む/同世代との友人関係/観察し、模倣する/物事を共有できない
    第5章 変わっていく身体と複雑な友人関係――思春期に出会う困難
    何から始めればいいの?/同世代との関係性/難しくなる人間関係/「違い」の自覚/なじもうとする努力/ネットの友達/精神衛生上の問題/特徴が見えなくなる/コミュニケーションと社会的理解/この時期の関心事/変化への対処が難しい/自立スキルを養う/生理と身体の変化
    第6章 家の外はカオスーー学校生活に必要な支援
    学校でどう過ごすか/就学前(幼稚園・保育園)/物理的環境/教務スタッフ・支援員/決まりのない場所や遊びへのとまどい/小学校/休み時間の難しさ/学習スタイルの特徴/好きな科目・嫌いな科目/教師の対応/どんな環境で過ごしていたか/思春期以降の学校/カレッジ/大学/教育的支援が必要  
    第7章 大人になってからASDだとわかった女性たち――成人診断がもたらすもの
    成人期の診断/診断がついたら何が変わる?/ASDでなければよかった?/もっと早く診断されていればよかった?
    第8章 「ASDに見えない」――大人になってからの困難
    成人期の特徴と「普通」に見えるということ/成人した女性に見られる特徴/非言語的な特徴/コミュニケーションにおける特徴/共有できない/自己刺激行動をとってしまう/変化や不確実なことへの対応が難しい/空想の世界と想像上の友達/服装の特徴/関心の対象/睡眠/自律スキルを身につけている
    第9章 大人の人間関係――友人になるってどういうこと?
    友人関係/友人づくりの難しさ/友達の少なさ/友人関係を維持するための努力/友達に求めるもの/惹かれる相手/同性が苦手/ネットの友達に助けられる/友人がいない/社会からの孤立/動物が友達/一人でいることを楽しむ
    第10章 男か女かどちらでもないか?――セクシュアリティと性自認
    いくつになっても「女らしさ」になじめない/特徴的な性自認/トランスジェンダー/ASDとトランスジェンダーの関係/性別を移行すべきか/性自認の違いに気づいたのはいつ?/カミングアウトするか/支援について/セクシュアリティはどのように決めるか/無性愛者
    第11章 好きな人とつながりたい――恋愛・性行為・パートナーシップ
    恋愛することの特別な難しさ/恋人候補への強い関心/シグナルを見逃す/パートナー選び/お世話係りとして/感覚的な好み/選択基準がない/独り身を貫く/最初の性的経験/性的暴行を受けるリスクが高い/レイプ/セックスと肉体的なつながり/良好な関係を築ける相手
    第12章 子どもを産むとき――妊娠と育児のあれこれ
    妊娠・出産・育児から得られる感情/子どもがほしいという気持ち/妊娠/出産/コミュニケーションの問題/感覚刺激を調整する必要性/母乳育児がうまくいく人、いかない人/ASDであり、母親であるということ/新生児期/母親としての劣等感/私の子育て/子どもに恥をかかせる/ASDであることの利点/ASDの子どもを持つ母親として/ASDの母親を持つ子どもたち
    第13章 身体の不調とどう付き合うのか――健康で豊かな生活をおくるには
    身体的な健康/アレルギー、不耐性、過敏症/アーレン症候群・スコトピック感受性症候群/月経/摂食障害/抑うつ/不安/自傷行為/自殺願望
    第14章 こんな働き方をしています――就職するとき
    就職するときの難しさ/仕事上の課題/期待される性役割/調整/理想の仕事/治療法と治療計画
    第15章 ASDとともに老いてゆく――老後を考える
    年齢を重ねることによる変化/高齢者の診断/医療・社会福祉の利用/心身への影響/人付き合いへの影響/加齢のプラス面/ASDのおばあちゃん
    第16章 理想の生き方とはどんなもの?――死ぬ前におこなっておきたいこと
    第17章 おわりに――あなたはどう生きていく?
    訳者あとがき 原注 参考文献 索引

著者

サラ・ヘンドリックス (ヘンドリックス,サラ)

英国にて、自閉スペクトラム症者などを対象とした訓練や、コンサルティング、ビジネスをサポートする団体を運営する。自らも自閉スペクトラム症の診断を受けている。邦訳されている著書に『アスペルガー症候群の人の仕事観』がある。

堀越 英美 (ホリコシ ヒデミ)

1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒。著書に『女の子は本当にピンクが好きなのか』『不道徳お母さん講座』『スゴ母列伝』『モヤモヤしている女の子のための読書案内』など、訳書に『世界と科学を変えた52人の女性たち』『ガール・コード』『ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる』など。

この本の感想をお寄せください

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちら




 歳