- 受賞
- 読売
単行本 B6 ● 248ページ
ISBN:978-4-309-62509-6 ● Cコード:0332
発売日:2018.01.19
定価1,705円(本体1,550円)
○在庫あり
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私たちは、裁判に何を期待すべきなのか。ときに不可解、ときに不正義にも見える様々な判決を、法学的にクリアに解説し、社会における裁判の価値を問い直す。知っておきたい裁判のすべて。
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目次
序文 裁判は正義の実現手段ではない
第1章 裁判は政策を問う手段ではない――違憲立法審査権と権利侵害
第2章 日本の裁判所は消極的ではない――中古ゲーム訴訟と判例法理
第3章 裁判所は万能ではない――定数是正訴訟と救済の限界
第4章 権威は絶対的ではない――司法政治論と民主的正統性
第5章 国会はピラミッドではない――政策形成訴訟と立法の氾濫
第6章 裁判は手段であって目的ではない――訴訟の機能を支えるもの
第7章 政治は私的利害の追求(だけ)ではない――議員立法と少数者の人権保障
第8章 民主政に「銀の弾丸」はない――国民主権と司法の役割
おわりに 正義とは正しさではない
著者
大屋 雄裕 (オオヤ タケヒロ)
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。法哲学。著書に『法解釈の言語哲学』(勁草書房)『自由とは何か』(ちくま新書)『自由か、さもなくば幸福か』(筑摩選書)、共著に『法哲学と法哲学の対話』(有斐閣)等。
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