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単行本

ムラカミハルキシキサイヲモタナイタザキツクルトカレノジュンレイノトシヲドウヨムカ

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をどう読むか

河出書房新社編集部

単行本 A5 ● 240ページ
ISBN:978-4-309-02193-5 ● Cコード:0095
発売日:2013.06.25

定価1,320円(本体1,200円)

×品切・重版未定

  • 超話題の春樹の新作は名作なのか問題作なのか。そして何を問いかけるのか――強力なメンバーで謎めいたその世界へ挑む必読の一冊を緊急刊行。大森望×豊崎由美、加藤典洋、安藤礼二など。

  • ■清水良典
    「魔都」名古屋と、十六年の隔たりの意味 ——『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をめぐって

    ■石原千秋
    「今」を探す旅へ

    ■加藤典洋
    一つの新しい徴候 ——村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』について

    ■大澤真幸
    ソフィーは多崎つくるを選ぶだろうか?

    ■山崎まどか
    ペットショップ・ボーイズとバリー・マニロウ

    ■五十嵐太郎
    名古屋/鉄道駅/震災後

    ■阿部賢一
    モーリス・ルイスの絵が語りかけるもの

    ■原武史
    JR新宿駅9・10番線と首都高速道路3号線非常階段

    ■谷崎由依
    巡りくる年

    ■大森望×豊崎由美
    村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メッタ斬り!

    ■高田里惠子
    多崎利男がうらやましい

    ■安藤礼二
    預言の暴力

    ■大和田俊之
    モノクロでホモフォビックな世界

    ■藤田直哉
    意味ありげで、意味のないものの、意味

    ■坂上秋成
    単線の倫理 ——あるいは《象使い》を正しく書くための物語として

    ■岡崎武志
    「上京者」としての多崎つくる

    ■伊藤剛
    色彩を持たない名古屋の街と、彼らの忘却の土地

    ■上田麻由子
    「灰田をめぐる冒険」のために ——ネオ群像劇『多崎つくる』へのまなざし

    ■今村純子
    流れとよどみ

    ■栗原裕一郎
    消失する多崎つくるの「嫉妬」

    ■速水健朗
    「モヒート」と「レクサス」から考える高度資本主義社会

    ■大澤聡
    電話小説の行方

    ■池田雄一
    ベンサム、および村上春樹

    ■近代ナリコ
    女神の役割

    ■大井浩一
    二つの巡礼 ——『アンダーグラウンド』との近接について

    ■水越真紀
    色彩を持たない”個人主義者”のための癒し

    ■小澤英実
    足の裏、六本目の指 ——去勢不安として読む「多崎つくる」

    ■平野純
    「喪失」と「救済」のリフレイン

    ■著者一覧

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